留学体験レポート

加藤 友麻 アイスランド大学(交換留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2012年8月24日から
2013年5月31日まで
アイスランド アイスランド大学 交換留学

 私がアイスランドへの留学を決めたのは、2回生の夏でした。それまでは正直、私自身アイスランドという国のことを知りもしりませんでした。もともと入学した頃から、交換留学を目指していたのですが、どうせ行くなら誰も行ったことがない国へ行きたいと思い、アイスランドへの留学を決めました。また、ゼミでバイリンガリズムを研究していたこともあったため、アイスランド語と英語のバイリンガル話者がたくさんいる国である点も私にとっては魅力の1つでした。

 アイスランドでは、教育学部に所属し、言語教育に関する専門科目とアイスランド語、そして、アイスランドの文化に関連した授業を履修していました。授業は、アイスランドの小学校への見学や、フィールドトリップ、ディスカッションなど、学習者主導の授業も多く他の学生からよい刺激を受けることができました。しかし、何よりも大変だったのは、授業以外の自習時間でした。ほかの留学生よりも英語ができないという自覚があったので、おいていかれないように予習は欠かさずにやるようにしていました。リーディングの量は今まで日本でやっていたものよりも格段に多く、慣れるまでは本当に大変でした。また、アカデミックなエッセイも書き慣れていなかったため、何度も見直して書き直しました。

 勉強以外の時間は、友達とパーティーに行ったり、一緒にご飯を作って食べたり、編み物をしたりと充実した時間を過ごすことができました。特に、オーロラ鑑賞は本当に毎回感動していました。アイスランドは世界でも唯一、首都でオーロラを見ることができる国とも言われており、家の外に出ればオーロラが見られることも頻繁にあります。このような、その土地でしか体験できないことをたくさん経験することができたのもこの留学の成果でした。

 9ヶ月におよぶ私のアイスランドでの留学生活は、ここには書ききれないほどたくさんの経験ができましたし、とても充実したものになりました。留学前より英語に自信を持てたことももちろんひとつの成果ですが、それ以上に様々な人と接することで、自分の視野が広がったことが一番の成果であると思っています。もちろん、アイスランドでの生活は楽しいことばかりではありませんでした。最初は思い描いていた理想の留学とはほど遠く、そのギャップにすごく落ち込みました。友達もなかなかできず、英語が伸びているという実感もなかなか湧かなかったため、自信をなくして一人で泣いたことも何度もありました。しかし、そんなときに周りの友人や、家族に励ましてもらい、その苦難も乗り越えることができました。

 留学してみたい、自分を変えてみたいと思っている人には、留学をおすすめします!きっとこれからの人生に意味のある経験になると思います。そして私自身も、この経験を将来の仕事や、人生に活かしていきたいと思っています。

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