留学体験レポート

池田 理紗 マセイ大学(認定留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2012年3月12日から
2012年7月23日まで
ニュージーランド マセイ大学 認定留学

 私は、ニュージーランドへ約4か月間留学しました。この4か月間という期間は誰から見ても、とても留学するには短い期間だと思います。これは留学に行く前から分かっていたことでした。しかし私にとってこの4か月間は、今まで生きてきた中で、一番充実していて幸せな時間でした。私がこんな素敵な経験をすることができたのは、決して自分の力だけではありません。私は本当に周りの人に恵まれていました。正直言うと、この4か月間、楽しいことだけではありませんでした。私は一つの事に対して、深く考え込んでしまう性格なので、たくさんの事で悩みました。しかし、そんな時、クラスメート、先生、いつも一緒にいてくれる友達が私を支えてくれ、励ましてくれました。その時、私はなんて幸せ者なのだろうと心から思いました。留学する前は、語学力を伸ばすことだけが大事だと思っていました。しかし、それは間違っていました。これだけたくさんのかけがえのない人々に出会えたことが、私にとって留学で得ることができた一番大きな成果だと思います。留学をしたことで、改めて人の優しさ、温かさに触れることができました。

 もちろん、語学力を伸ばすこともとても大切なことです。私は、幸せなことにマセイ大学での勉強に満足していました。先生に毎日為になる課題を与えられたので、まず初めに、私は目の前の課題をきっちりこなしていくことに専念しました。またホストファミリーとの会話、外国人の友達との会話も大切にしました。留学当初は、やはりホストファミリーとの会話は少し緊張していました。人によっては、自分から話しかけなくちゃ、会話を作らなきゃと焦ってしまう人もいると思います。もちろん限られた時間の中で、スピーキング力を伸ばすには、ホストファミリーと会話する時間は、とても大切です。しかし、私はそこまで焦る必要はないと思います。なぜなら、こういった焦りがきっかけで、時に悩みに陥ることがあるからです。私もこれがきっかけで、すごく悩み、ホームシックに陥ることがありました。人それぞれ自分のペースがあると思います。だから、少し焦りを感じたときは、今はホストファミリーの会話を聞いて、リスニングの練習をしているのだと気楽に考えてみてください。ホストファミリーとは、時間を共有していくことによって、必ず親しくなっていきます。なので、たとえ初めは会話をすることに緊張しても、ホストファミリーと過ごす時間は大切にするべきだと思います。初めは、スピーキングの伸びについて少し不安がありましたが、帰る直前に外国人の友達や、ホストファミリーに、「スピーキング成長したね。」と言われ、本当にうれしく思いました。自分のやってきたことが間違いじゃなかったと証明された瞬間でした。

 また留学したことによって、改めて親の偉大さを感じました。お金の面でも、気持ちの面でも、子供を留学させることは、親にとって簡単ではないと思います。私の親も初めは、留学に賛成ではありませんでした。しかし、留学が私の昔からの夢だと知って、両親は私を留学に行かせることを決意してくれました。そして、ニュージーランドと日本ととても離れた距離でも、親は毎日のように私を心配してくれ、私が辛いときには優しい言葉をかけてくれました。私も、親が日本で待っていてくれると思うだけで、それが大きな励みになりました。留学できることが当たり前だと思っていけません。自分の夢が叶うこと、留学ができることは、とても幸せなことなのです。いつか必ず親には、恩返しをしたいです。当たり前のことですが、こういったことを改めて気づくことができたのも、私にとって留学の大きな成果だと思います。

 人それぞれ留学で得るものは違うと思います。語学力を伸ばすことがもちろん一番の目標ですが、そのほかにも必ず大切な何かを得られるはずです。私も語学力だけでなく、たくさんのかけがえのないものを得ることができました。ニュージーランドで経験したすべての事、また出会ったすべての人たちが、わたしにとって一生の宝物です。そして私は決してそれを忘れることはないでしょう。留学をしたこと、ニュージーランド、マセイ大学を選んだことに何一つ悔いはありません。本当に夢のような時間でした。たくさんの人にありがとうと言いたいです。これから留学するすべての人が、たくさんの素敵な人に出会えること、自分に合った環境に出会えることを祈っています。留学は必ずあなたを大きく成長させてくれるはずです。

PAGE TOP