留学体験レポート

川向 佐和 ダブリン市大学(認定留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2012年2月26日から
2012年7月28日まで
アイルランド ダブリン市大学 認定留学

 アイルランドの首都ダブリンで勉強しました。英語になまりがないというだけで選んだアイルランドでしたが(結局なまりはありましたが)、留学を終えて、この国を選んで本当によかったと思います。私は英語のスキルアップはもちろん、世界中のことをたくさん知ることをこの留学の目標にしていました。そしてアイルランドはワーキングホリデーのVISAが取得できることもあり、本当にいろんな国の人が来ていました。彼らからたくさん学ぶことができたことは私の人生を大きく変えたと思います。

 私の通っていたDublin City Universityは1クラス約10人と少人数で、国籍も年齢も様々でした。友達がたくさんできて、いろんなことを知って、自分の視野が大きく広がりました。私はGeneral Englishコースでしたが、途中でTOEICやIELTS、FCEの対策のクラスを選択したり、レベルが上がってクラスを移動したりすることもできました。学校に行き始めた頃は、みんなの話し声とリアクションが大きくて、圧倒された気がして少し落ち込みましたが、それが英語に必要なことだと思い直して真似しているうちに、思っていることをほぼ表現できるようになって、みんなと仲良しになれました。そして国によって苦手とする発音が違うというおもしろい発見をしました。また、アクティビティでみんなでスポーツをしたり、スクールトリップでゴールウェイ、ウィックロー、ホースなど有名な場所にバスで出かけたりもしました。

 私は大学の近くのホストファミリーにホームステイしていました。本当に素敵な家族で、パイロットのホストマザーは毎日美味しい食事を用意してくれたし、元キャビンクルーのブラジル人のベビーシッターには英語を教えてもらったりしました。また、私の他にサウジアラビア人の学生がステイしていて、互いの文化や言語を教え合うなど、貴重な体験をしました。みんなでサッカーを観たりゲームをしたり、それぞれの国の料理を作ったり、とても貴重な体験をしました。家でも常に誰かと英語で話すことができたのは、良い練習になったと思います。

 アイルランドを留学先選んだ人が過去にとても少なかったので、周囲には反対されましたし 「そもそもアイルランドってどこ?」と聞かれる始末でしたが、実際はとても過ごしやすい国でした。安定しない気候と毎日食事に出るアイリッシュポテトにさえ慣れれば、誰でも快適に過ごせます。陽気な人が多く、迷子になっても必ず誰かが助けてくれました。現地語はアイルランド語ですが、勉強しておく必要は全くありませんでした。通貨はユーロで、同じユーロ圏には安く短時間で旅行することができました。私は学校のホリデーの間に2度、スペインとポルトガルに旅行しました。

 新しい環境でたくさんの素敵な人達に囲まれ、部活の先輩の日本からの励まし、そして留学アドバイザーの先生とゼミの先生に支えて頂いたおかげで、とても実のある留学をすることができました。これまでの20年によってできた自分が留学によって大きく変わりました。高校生の時にイギリスに留学したときの反省も活かせて良かったです。これから留学を考えている方は、「みんな行っているから」「メジャーな国だから」というような理由で国を選ぶのではなく、英語の勉強と更に何をしたいか、に焦点を置いて選ぶとよろしいかと思います。留学をしようかしまいか迷っている方は、とにかくするほうをお薦めします。私はこの貴重な経験を、今後の人生に活かしていきます。

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