留学体験レポート

寺井 典子 ハワイ大学ヒロ校(交換留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2011年8月15日から
2012年5月13日まで
アメリカ ハワイ大学ヒロ校 交換留学

 私は入学当初から大学では留学したいと考えていました。しかし私自身、日本で過ごす大学生活もすごく楽しかったですし、留学をしたいと思うものの、それは未知の世界であったため不安もあり、目標を現実のものとするにはすごく時間がかかりました。そして、晴れて3回生の秋学期から念願の交換留学にチャレンジすることができました。しかし、この留学のチャンスは私にとって期待と不安の入り混じった、私自身今までの人生の中で一番大きなチャレンジでした。なぜなら、ハワイ大学に交換留学をする第一期生ということもあり、現地の情報があまり分かりませんでしたし、3年生の秋という就職活動を控えた時期から一年間留学するということは、大学を4年で卒業し就職することを考えていた私にとっては、それは大きなマイナスで致命的なことだったからです。しかし、最終的には何かあればその時考えればいいし、一度きりの人生を後悔しないよう、やりたいことをやって今を全力で楽しみたいと覚悟を決めて留学に挑みました。

 そんな思いを抱いてチャレンジした留学ですが、この一年は、もちろん辛いこと、大変なこともたくさんありましたが、それ以上に色んな人に出会い、異なった文化に触れることができ、一生の思い出に残る素晴らしい体験をすることができました。特に思い出に残っていることは、留学先の大学で自国の伝統文化を紹介するイベントに参加し、参加した20人のメンバーとともに何度も熱心に練習をし、大勢の観客の前でよさこいソーランを踊ったことや、ハワイ島にあるマウナケア山で望遠鏡をセッティングしたこと、ビジターセンターでの商品販売を手伝うボランティアに参加したこと、現地の小学校で子供たちに日本文化を紹介した経験などが挙げられます。本当に色々な出会いがあり、一瞬一瞬が私にとってすごく新鮮な経験であり、感動したことが思い出されます。

 この留学を通して学んだことは数えきれないくらいたくさんあります。その中でもこれからの人生においてもぜひ実行していきたいことが二つあります。まず一点目は「感謝」の気持ちを持つことです。留学経験を通して、私は多くの方々に支えられて毎日幸せな生活を送ることができているということを改めて実感しました。私一人では絶対に乗り越えることができなかったことも、色々な方から励まされ支えられて、何とか乗り越えることができました。常に感謝の気持ちを持って毎日の生活を送ること、また、感謝するだけでなく、人から感謝されるような人間になることが大切だと思いました。二点目は何でも自分から行動しなければ物事は始まらないということです。そこから、自ら挑戦すること、自分自身の意識を改革する大切さを痛感しました。自分自身を甘やかすことは非常に簡単ですが、それでは全く意味がありません。きちんと自分自身で明確な目標を持ち、日々の努力を積み重ねることの大切さを実感しました。そのためには、自分に厳しく、決して困難に直面しても逃げず、立ち向かっていく強い心を持たなければならないと学びました。

 最後に、この留学をする中で支えてくださった家族、友人、先生、国際交流センター等全ての方々に感謝するとともに、これから社会に出ても、地道な努力と挑戦を惜しまない人間でありたいです。

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