留学体験レポート

木津 夏月美 梨花女子大学(交換留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2011年2月25日から
2011年12月21日まで
韓国 梨花女子大学 交換留学

 私は、韓国の首都ソウルにある梨花女子大学に留学していました。留学が決まってから出発まではもちろん大学での授業についていけるか、友人ができるかなど緊張や不安でいっぱいでしたが、以前に韓国での短期留学に参加したこともあり、現地での生活になじむことはそれほど難しくありませんでした。もともと辛い食事が苦手で、はじめは少し苦労する面もありましたが、少しずつ辛い食べ物にも慣れて途中からは色々な韓国料理を楽しむこともできました。

 留学中は、韓国語だけでなく英語も勉強していました。午前中は韓国語、午後は英語の授業をとっていました。韓国語の授業はクラスに留学生しかいませんが、英語の授業は大学の学部の授業なので現地の学生たちに混ざって私達留学生が講義を聞いていました。韓国語の授業は毎朝8時から始まるので、とにかく朝起きるのが大変でした。授業中は基本的にはずっと韓国語ですが、初級クラスでは説明に英語が混ざることもありますし先生も比較的ゆっくり話してくださるので韓国語を全く勉強したことのない人でも楽しんで授業を受けられると思います。その一方で英語の授業は難しいものも多く苦労しました。欧米圏から来た留学生や韓国人帰国子女たちの英語力を前に気後れしてしまったり、先生の話すスピードについていけず講義の内容が分からなかったりと、正直授業に出るのが憂鬱になることが何度もありました。けれどもあきらめることなく努力し、時にはクラスメイトと協力をして乗り越えることができました。苦労をしたぶん得たものはたくさんあり、英語力だけでなく他国の留学生や韓国人がプレゼンテーションをする時の堂々とした様子など自分でも身につけたいと思うことがたくさんありました。

 留学は自分のこれまでを振り返り、これからのことを考えるいい機会になりました。日本にいるときよりも自分のことをじっくり見つめることができたように思いますし、そのおかげで漠然としか見えてなかった自分の進路も帰国後にきちんと決めることができました。留学をすると語学も上達するし、他国の文化を知ることもできます。また、さまざまな国から来た人たちと交流をして友達になることもできます。もちろんそういった楽しいことがある一方で寂しい思いをすることや辛い思いをすることもありましたが、それでも私が韓国留学を通して経験したことの中で無駄だったことは何一つありません。良かったことも悪かったことも全部自分を成長させてくれました。留学しようかと悩んでいる人がいるならば、ぜひ勇気を出して挑戦してみてほしいです。

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