留学体験レポート

中嶋 茉莉 マセイ大学(派遣留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2010年3月9日から
2010年12月9日まで
ニュージーランド マセイ大学 派遣留学

 留学が終わってみて思うことは、9か月は本当にあっという間で短かったです。この限られた時間のなかで、日本にいたら絶対に経験できないような貴重な体験ができました。私に足りなかった、行動力、自分の意見を相手に伝える力、コミュニケーション力がついたと思います。また、語学学校にはいろんな事情で学んでいる人がいて、その人たちから私は恵まれているということを知りました。この留学が実現したのは、親や先生、周りの友達のサポートのおかげで実現したこの留学なので、みんなに感謝してこの限られた時間・機会を無駄にしないように過ごしました。

 まずニュージーランドという国は自然が豊かで、ニュージーランド人(kiwi)も気さくで温かい、まさに自分にぴったりな国でした。インターネットの速度も遅い、バスも時間通りに来ないし、店は5時前には閉まってしまうような街でしたが、kiwiの人々はそのことを不便だと思うようなことはなく、この生活を自分たちなりにすごく楽しんでいるように思えました。このような環境のおかげで、夜11時には就寝、朝6−7時には起床し、30分近く歩いて学校まで登校するという規則正しい生活を毎日送っていました。日本にいたら考えられないような生活ですが、この当時全く苦ではなかったです。また、学校でも先生たちがすごくいい人たちばかりで、周りのクラスメイトも英語を学びたいという意識が高い人たちだったので、毎日いい刺激を受けて英語の勉強に励むことができました。授業も先生の話を一方的に聞くだけの授業ではなく、生徒中心で会話や議論など、生徒全員がアクティブになれる授業でした。また、日本人は控えめな性格なので、やはり議論になった時などなかなか自分たちの意見が言えないことが初めのうちは多かったです。しかし、毎日会話や議論などしているうちに、自分の意見を相手に伝える・相手の意見を尊重する、などのことができるようになりました。さらに、プレゼンテーションやスピーチなどでは各自が自国の文化や生活をクラスメイトに発表する授業などもありました。授業の中で、日本ではどうなの?という質問が出たり、クラスメイトから日本のことを聞かれたときなど、意外に自分は日本のことを知らなくて恥ずかしいなと思ったこともあります。学校ではとても有意義な時間を過ごすことができたので、授業を一度も欠席することなく留学生活を送ることができました。

 また、留学期間中はたくさん自由な時間があります。学校が終わってからの時間、休日、ホリデーなど、何もしないままではもったいないほどの時間がありました。私の場合、休日は大学の施設を利用してジムにいってスポーツをしたり、ボランティアでやられている英会話のクラスに行ったり、またのんびりとホストファミリーと過ごしたりしていました。また長いホリデーにはニュージーランド中を旅行しました。自分たちでバスを予約し、宿を予約する、また現地に着いてからわからないことだらけで大変だったこともありますが、旅先では新しい出会いが必ずあります。Hiという言葉から会話が始まり、分からないことを尋ねたり、世間話をしたり。その時だけの会話ですが、それがすごく私には新鮮で楽しかったです。旅先だけでなく、バスの中や道端でもHiと全くしらない人同士が声を掛け合うのって素敵だと思いました。

 留学はもちろん語学の上達を目標に行くわけですが、それ以上の日本では経験できないような体験ができるいい機会です。もちろんすべてが楽しいことばかりではないですが、困ったことや辛いこともたくさんあると思いますが、留学が終わってみれば全ていい思い出になります。少しでも留学したい気持ちがあるなら挑戦してみるべきです。

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