留学体験レポート

辻井 美果 ビクトリア大学(認定留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2010年9月1日から
2010年12月27日まで
カナダ ビクトリア大学 認定留学

 私が留学に行きたいと思い準備を始めたのは2回生の終わりごろでした。就職活動のことを考えると3年次の秋学期に留学に行くことは少し勇気がいりましたが、やはり今までやったことのないことを経験したい、自分を変えたい、と思い留学を決めました。

 大学には想像していたよりも日本人が多く、休み時間に日本語で話す学生たちに最初は戸惑いましたが、先生や他の国のクラスメイトたちと話をしたり、日本人とでも英語で話すようにして、常に英語を話せる環境を作るように心掛けていました。プログラムには主に日本人、中国人、台湾人、韓国人、サウジアラビア人、メキシコ人がいました。毎日一緒に授業を受けることで国籍・年齢を問わずクラス全員が兄弟・家族のように仲良くなれました。他の国の人と話をすることで初めて「外側から」日本を見ることができました。これは決して日本では経験できない感覚だと思います。

 ビクトリアは自然が美しく静かなところで、勉強をするにはいい環境です。地元の人たちもとても優しく、知らない人どうしでも思いやる様子が見て取れました。移民が多く、ホームステイ先が中国人、インド人、アイルランド人の家族だという友達もいました。現地の人も私たち外国人の英語でもしっかり聞きとろうとしてくれます。私のホストマザーは料理が好きで一緒にピザを作ったりしました。ロシア人のルームメイトとも仲良くなりロック・クライミングや学校のイベントにも誘ってもらいました。

 カナダに滞在中、生まれ故郷でもあるブラジルに20年ぶりに行くことができました。見るもの全てが新鮮で、日本やカナダとはいろんな面でまた違った世界がありました。祖父や両親、私自身の歴史を振り返ることができて私にとってはとても貴重な経験となりました。

 自分を変える、”人間”を変えるというのは正直難しいことです。でも”気持ち”や”考え方”はふとしたきっかけで意外と簡単に変わります。自分自身を変えるには4カ月という期間はやはり短かったです。でも留学したことによって今までにはなかった考え方ができるようになったと思います。もちろん楽しいことだけではなく大変なこともありました。留学に行くまでの準備も大変でした。でもたくさんの人に支えてもらったおかげで乗り越えることができたし、何よりいろんな経験ができました。今、留学を考えている人はぜひ挑戦してみてください。人脈が広がります。考え方が変わります。日本を外から見られます。世界の広さを実感できます。

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