留学体験レポート

中川 詩織 ヴィクトリア大学(認定留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2009年3月31日から
2009年12月12日まで
カナダ ヴィクトリア大学 認定留学

 今回の留学は私にとって初めての留学だったので、出発前は不安でいっぱいでした。しかし留学を終えた今思うことは、その不安が無駄に思えるくらい、自分の留学生活は充実したものであった、ということです。

 留学はどうだったか、と帰国してからよく聞かれますが、私の場合それは、楽しかった、の一言しかありません。語学コースで仲良くなった友達と過ごした時間、ホストファミリーやルームメイトと過ごした時間、どれも自分にとって掛け替えのないものでした。しかし、もちろん最初からそう思っていたわけではありません。ホームステイでは、生まれて初めて他人の家で暮らす、ということに慣れず、緊張や戸惑いを感じ、ホームシックにもなりました。授業が始まってからも、他の国から来ているクラスメイト、日本人のクラスメイト達とどういうふうに接したらいいのか不安でした。

 最初のプログラムでは、クラスには私を含め6人の日本人がいました。同じ国から来ていることと、同じ不安を持っていることで、最初は日本人同士でかたまったり、仲良くなったりしていました。しかしこれは日本人だけでなく、どの国の人にも言えることで、どうしても同じ国、地域から来ている人同士仲良くなる傾向があるし、その人たち自身の言語で会話をしているのもよく聞きました。私も最初日本語で話すことがありましたが、日本人どうしでも英語を話すようにしたら、他の国の子達とも仲良くなっていったりしたので、積極的に英語で話しかけていくことが大事だなと思いました。

 友達もでき、ホームステイの生活にも慣れてくると、楽しいと思える日が増えていきました。休日は友達と買い物に行ったり、観光したり、ボランティア活動をしたり、また、バンクバーやシアトルに旅行したり、ウィスラーにスノーボードしに行ったりし、ホストファミリーとは夏休みにビーチへキャンプに行ったりと、とても貴重な時間を過ごしました。

 授業では、できるだけ早く慣れるために、わからないことは積極的に質問したり、答えたりしました。主な内容はグラマー、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングですが、内容はとくに難しいものではありませんでした。授業以外にもボランティアと話したり、発音をチェックしてもらったりできる場所があったので、そこを利用するひともたくさんいました。

 こういった留学生活の中で、私が一番楽しいと思ったことは、自分の言葉を使って、他の国の人たちと交流し、仲良くなるということです。異なる文化、異なる言語を持っているお互いが、英語という一つの言語で交流でき、友達になれるということに喜びを感じ、なぜ今まで自分が英語を勉強し続けてきたのか、という答えを見つけたような気がしました。これを気に、もっといろんな国の人たちと、英語だけでなく、他の言語も使って交流したいと思うようにもなりました。

 留学のなかで出会った人たちとは、いまでもメールで連絡をとったりしています。なかなか会うことは難しいですが、貴重な出会いなので、また会える機会があればな、と心から思っています。

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