Kyoto Design-Now & Then-に参加して

外国語学部 英米語学科 新井 真帆

 私と西村妙さんは、英米語学科から選出されて3月14日から22日にかけて渡英し、Kyoto Design -Now & Then- というエキスポに、通訳見習いを兼ねたTAという立場で参加してきました。このプログラムは、京都産業大学、京都工芸繊維大学、京都ノートルダム女子大学、京都市立芸術大学の4大学が協力し、京都工芸繊維大学の学生による京都伝統工芸品の展示会をイギリスのリーズ大学で行うという内容でした。

 まず、渡英前には、事前準備として、京都工芸繊維大学の資料や、日本観光通訳協会のガイド・テキストなどから、伝統工芸や京都に関する幅広い知識を学習し、また個人的に、テープを聴いてシャドーイングなども行い、英語のスピーキング及びリスニングのスキルアップを目指しました。
 リーズ大学での本番では、京都工芸繊維大学の学生さんと現地の方々とのコミュニケーションの手助け、展示会の受付、ワークショップでの実行係を担当しましたが、会場に来場してくださった多くの英国人学生、日本人の留学生、地元の方々などから、温かいコメントを頂くことが出来ました。特に、初日のシンポジウムの後でおこなわれた、ハンカチに金彩をほどこすワークショップは、来場者との距離も近く、良いコミュニケーションの機会だったと思います。また、私の将来の夢は日本語教員としてオーストラリアで働くことなのですが、エキスポの合間にリーズ大学の外国語学部を訪問する機会もあり、海外での日本語教育の現場や教授側の制度などについての現状を知ることもできました。
 帰国後、四回生となりましたが、今回のこときっかけに、春学期から、「英語コミュニケーション論G」を受講して通訳術を学び、他のコミュニケーション論やGJP科目も積極的に履修しています。今回の経験を通して “京都”をより深く知ることが出来た上、イギリスの文化やイギリスから見た“京都”を知り、その結果、英語に対する学習姿勢もより積極的になったと思います。

PAGE TOP