「エアライン・ビジネス論」で、講師をお招きしての特別講義を実施しました

 6月10日(火)5限の「エアライン・ビジネス論I」(前田教授)で、ANA総合研究所理事の山内 純二氏による特別講義を実施しました。

 山内氏は、全日本空輸株式会社のパイロットとし長年運航業務に携わっていらっしゃいました。 平成11年には、全日空機ハイジャック事件に遭遇され、あわや大惨事になるところを回避なさったという稀有なご経験もお持ちです。

 ある日突然、自分が客室に搭乗していた便が「ハイジャックされた」という事態に遭遇した際にどのように感じ、かつ、考え、また、その時間の経過と緊迫した場面に直面した中で、一人のパイロットとしてどのように行動したか、という実体験をわかり易く学生に伝えられました。さらにその体験とこれまでの様々な人生経験の中から思わず笑える楽しいエピソードやこれからの夢についても語られ、人の生き方についてまでを考えさせる幅広い特別講義となりました。

 受講した学生から、以下のような感想がよせられました。(抜粋)

  • 元機長の人の話を聞き、訓練の内容や機長時代の話など授業では聞けない貴重な話を聞くことができ、楽しく講義を受けることができた。
  • 「知識」だけではなく、根底の部分の「意識」が一番大切なのだと知った。やはり勉強ばっかりで頭でっかちになるのではなく、人との関わり合いの中で相手の気持ちになって物事を判断したり責任感を養ったり人間として大きくなることが大切なのだと感じた。
  • いざという時に落ち着いて行動ができて、応用がきく人間性を身につけたいと実感した。
  • とても勉強になり、また人生の先輩としてのアドバイスもいただけて、とてもよい機会になった。今後自分が生きていく中で、この「知識よりも意識」を心にとめていきたい。本当に為になる講義であったと思う。
  • 最後に将来の夢を語られていたが、いくつになっても夢を持ち続けることはとても素晴らしいと感じた。私もいろんなことにチャレンジしようという気持ちになり、今日の話で前向きに考えられるようになった。
  • 「まずはやってみないとはじまらない。勇気を持ってやる」などといわれていた言葉が心に残りました。目標を持って生きていくことはとても大切なことだと思うし、自分も目標に向かって頑張りたいと思う。
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