結果分析・改善計画(平成23年度 秋学期)

1.結果総評と改善計画の主旨

  • アンケート回答者のおよそ2/3を出席率の高い(60%以上出席の)学生が占めているというのは、教員側の実感とも符合する。また、アンケート回答者のおよそ2/3の学生が「面白さ」を感じて「成長を実感」し、かつ「満足している」のは、今回の調査対象科目のほとんどが大講義形式の科目であったことからしても、かなり良い数字であると思われる。
  • シラバスを読んでいるか否かで、面白さ実感、成長の実感、満足度に有意な差が見られる。シラバスを読んでいる学生の方が出席率・満足度ともに高いので、今後は学生、教員がシラバスなどを活用しつつ、各授業での学修目標を共有化することができるかが、課題かと思われる。この観点から課題を整理し、次年度の調査方針にも今回の分析を反映させたい。

2.授業アンケートにみられる本学部授業の課題

2-1.全体にみられる課題

1.シラバスの活用

 上記1.のように、シラバスを活用しているかどうかと、出席・面白さ・成長実感・満足度について、正の相関が見られる。法学部は全学平均と比べてシラバスを読んでいる比率が高いのであるが、一方で2割程度がシラバスを読まずに受講している。シラバスのさらなる活用を、教員側および学生側の双方において検討する必要がある。

2.履修プログラム制度の活用

 履修プログラムについては、今回の調査では分からなかったが、どの程度、学生の科目選択に影響を与えているのか、興味深いところである。次年度以降の学部独自の調査項目に反映をさせることを検討する。

3.2の各項目についての改善計画

3-1.全体にみられる課題に対する改善策

  1. シラバスの活用を図る。具体的には、1)各授業の初回でシラバスの内容を確認する、2)1年次生向け「プレップセミナー」でシラバスの読み方をテーマとして取り上げるなど、シラバス活用の習慣を広める、3)「シラバス以外に何を受講選択の指針にしたか」を授業アンケートの項目に入れて測定する。(実施担当者:各授業担当者・法学部FD委員会)
  2. 履修プログラムが、科目選択の指針としてどの程度活用されているのかについて、授業アンケートや、プレップセミナーなどの機会に調査する。(実施担当者:法学部FD委員会)
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