外国語学部学科再編概要について

大学科制の導入により語学力とともに豊かな教養を育成

 2014年4月より、学科を再編し、「英語学科」「ヨーロッパ言語学科」「アジア言語学科」「国際関係学科」の4学科体制とする予定です。

 本学部は、私立大学として最多の8専攻語を擁してきましたが、今回の学部学科再編では新たに韓国語と日本語を加えて10専攻語となり専門力が強化されます。同時に、確かな専攻語の運用能力だけでなく、幅広い専門教養をバランス良く習得するために大学科制を導入します。

外国語学部学科再編概要についてパンフレット

1.開設予定時期

2014(平成26)年4月


2.設置の趣旨

 本学外国語学部は、1967年に創設され、建学の精神に則り、確かな語学力と異文化や国際社会に関する豊かな知識を備えた有為な人材を数多く育成してきました。しかし、人・モノ・カネ・情報がリアルタイムで地球規模で行き交い、価値観の多様化が進む21世紀のグローバル社会で活躍するためには、これまで以上に優れた語学力・豊かな教養・問題解決能力を涵養する教学体制を構築することが求められます。
 こうした問題意識に基づき、本学部は、大胆に学部学科を再編し3つの新学科を設置することにより、国家・地方公務員、大手・外資企業への就職を目指す学生だけでなく、中小ローカル企業の中核としてそのグローバル化や草の根レベルの国際交流にも大きく貢献できる人材を育成します。

3.名称

外国語学部

英語学科 英語専攻、イングリッシュ・キャリア専攻 New!
ヨーロッパ言語学科 ドイツ語専攻、フランス語専攻、スペイン語専攻、イタリア語専攻、
ロシア語専攻、メディア・コミュニケーション専攻 New!
アジア言語学科 中国語専攻、韓国語専攻 New!、インドネシア語専攻、日本語・コミュニケーション専攻 New!
国際関係学科  

外国語学部(現在)

英米語学科/ドイツ語学科/フランス語学科/中国語学科/言語学科(ロシア語専修、スペイン語専修、
インドネシア語専修、イタリア語専修)/国際関係学科

4.学生定員

外国語学部(入学定員500(430) 名 収容定員2000(1750) 名)

英語学科 入学定員120(100) 名  収容定員480(430) 名 ※( ) 内の数字は編入学定員30 名含む
ヨーロッパ言語学科 入学定員175(175) 名 収容定員700(700) 名
アジア言語学科 入学定員125(75) 名  収容定員500(300) 名

(国際関係学科 入学定員 80 名 収容定員 320 名)

( )内は現在の数字

5.修業年限

4年

6.学位

英語学科 学士(外国語学)
ヨーロッパ言語学科 学士(外国語学)
アジア言語学科 学士(外国語学)
 

7.新学科の特徴

ユニークな特色を持つ専攻を新設

イングリッシュ・キャリア専攻

 外国語学部では、イギリス英語とアメリカ英語が英語の発達・普及過程に果たした役割を重視して「英米語学科」の名称を使用してきました。しかし、近年、英語が名実ともに世界共通語となった国際社会においては、「英語はネイティブスピーカーだけでなく全ての英語話者のものである」という考え方が急速に普及しています。このような状況を踏まえて、平成26年度から「英米語学科」を「英語学科」へと名称変更します。

 加えて、英語学科内に特定のキャリア(外務省、防衛省専門職、実務通訳、翻訳専門職、航空事業専門職、高校英語教員)への人材育成を目的とするイングリッシュ・キャリア専攻を新たに設置します。本専攻は、教養教育から専門教育まで基本的に英語の授業だけで卒業要件単位を取得することが出来るEnglish Track とし、6か月以上の長期留学を原則必修とします。語学力のみならず志望するキャリアに応じた専門教育科目やインターンシップの履修も義務付け、グローバルな舞台で活躍するための素養を確実に習得させます。

メディア・コミュニケーション専攻

 外国語学部生の中には、専攻語を究めようとする学生だけでなく、専攻語以上に異文化コミュニケーションやメディア・コミュニケーションなど多様なコミュニケーションの形態に興味を持ち専門的に学びたいと希望している学生が存在しています。このような学生のニーズに合わせ、独・仏・西・伊・露の5言語から1つを選択し語学能力を身につけると同時に、多様なIT機器を操作し多様な文化やメディアに対応するデジタル・コンテンツを作成することのできる人材を育成します。

韓国語専攻

 外国語学部は、私学では最多の8専攻語を有していますが、そのうちアジア圏の言語は中国語とインドネシア語の2言語のみです。そこで、建学以来、アジア圏との交流を重視する本学の基本方針や政治・経済面で国際社会の中で存在価値を高めているアジア圏の状況を勘案して、日本との関わりが深く経済的発展を遂げている韓国語を専攻語に加えることにしました。本専攻においては、教員の相互交流を含めて韓国の協定校との連携を強化し、短・長期の留学を含む深い文化理解と高度な語学教育を実現し、両国間の多方面に渡る友好関係の進展に寄与する人材を育成します。

日本語・コミュニケーション専攻

 アジア言語学科においては、更に、日本語・コミュニケーション専攻を設置します。日本経済の発展に伴い海外で日本語を学ぶ人々は数多く存在しますが、近年は、経済面の必要よりもサブカルチャーを含めた日本文化への関心が海外で大いに高まっています。このような状況の中で、外国語学部生の中にも日本語教師として、国内外で将来活躍したいと希望する学生が少なからず存在します。そこで、日本語・コミュニケーション専攻を設置し、アジア言語学科内の専攻語の中から1 言語を選択して学習すると同時に日本語教育学を専門的に学ぶカリキュラムを編成します。

学部全体で英語力をレベルアップ

 専攻語を4年間学ぶ本学部の学生の中には、高度な専攻語の運用能力を身につける学生も多くいますが、卒業時に多くの企業が求めるのは、世界共通語である英語でのコミュニケーション能力です。このような現実を踏まえて、専攻語科目の量と質を維持しながら、英語を全学科の副専攻として位置づけ、学部独自の英語プログラムである「特別英語」を大胆に拡充し、全学部生の英語力を大幅にレベルアップします。

全学科における海外実習科目を開講し海外留学を実質必修化

 これまで、国際関係学科のみが必修留学科目として「海外フィールド・リサーチ」を開講していますが、それ以外の学科では、英米語学科が専門選択科目として「英語教育海外セミナー」を開講しているのみでした。学部4年間の言語学習においては、留学による集中学習が専攻語(特に初習言語)の習得に非常に大きな影響を与えます。そこで、平成26年度から全学科・専攻において海外実習科目を開講し、全ての学部生が在学中に長期または短期の留学を経験するようにします。

お問い合わせ先
京都産業大学 学長室(広報担当)
E-mail.kouhou-ka@star.kyoto-su.ac.jp
PAGE TOP