6月3日（水）午後1時15分から303教室で、ドイツ語学科卒業生の三好ちづ子さんを招いて外国語学部進路講演会「地ビール作りに魅せられて」が行われました。

　三好さんは現在、京都市中京区にあるキンシ正宗・京都町家麦酒醸造所で地ビールを作る職人（工場長）として働いておられます。講演ではまず、ドイツ語を学ぼうと思った動機が1989年のベルリンの壁崩壊であったことに始まり、学生時代の勉強やクラブ活動、幾度かのドイツ旅行、そしてアルバイトで始まったビール職人への道などの思い出が興味深いエピソードを交えてユーモラスに語られました。

　特に印象的だったのは、語学に上達する秘訣として三好さんがご自分の経験から語ってくださったことで、その国の文化に興味を抱くことが大切だということでした。最後は、ホップなどの現物を示しながらビール製造のご苦労などもお話しされ、三好さんがビール作りにかける情熱の大きさが伝わってくる充実した内容でした。