「第1回中国語学科暗唱大会」開催(平成18年11月22日)

 11月22日(水)午後、12201教室において、第1回中国語学科暗唱大会が開かれました。
 参加した20名の1年生は、全員日頃の練習の成果を発揮して元気に暗唱しました。また茶話会も大変盛り上がりました。


 
 

上位入賞者(4名)、および講評

優勝 李洋 落ち着いてやれた。発音は正確である。
第2位 大嶋佳男 話し方に表情があって、聴く人に深い印象を残した。
第3位 堀 雄一 流れるリズムがあり、姿勢もよかった。
廣羽拓也 感情がはいっていて、かつ流暢である。

健闘賞(5名)

杉本美幸・長西綾・佐野愛・金崎弘昭・倉沢奏子

大会での暗唱の一場面

上位入賞の皆さん


審査員の方々

出場者と審査員


李審査員の総評

李審査員の総評

要約
 今日の皆さんの暗唱を聴いて感動しました。結果はともあれ、真剣に準備したそのプロセスが、中国語学習を助長するはずです。外国語学習の難しい点は、日本語と中国語双方に、それぞれ独自の発音と表記があり、18歳を越えた時点で、母国語にない音を習得するのに、本能的に抵抗感があることです。  日頃から絶えず学習することによってこの外国語に対する抵抗感を払拭し、中国語をマスターして、十億の人と友達になりましょう。

李涛〔経済学研究科 博士前期課程〕

呉審査員の総評

 皆さん、こんにちは!本日皆さんの暗唱を楽しく聞かせていただくことができて、本当に嬉しく思います。  まず、皆さんの暗唱に対する印象についてまとめて行きたい。本日皆さんが暗唱した二つの文章「矛盾」と「塞翁失馬」は非常に上手に表現できたと思います。暗唱の流暢度にしても、発音の正確さ、強調部分の適切さにしても、みんなうまく処理できて、文章に語っている物語の場面が目の前に生き生きと浮かんでくるようなプレゼンでした。みんなよく準備されていたことに感心しています。皆さんは暗唱するときに、その一生懸命の表情は中国語に対する情熱を感じ取ることができ、暗唱に感情を込めたことも評価できると思います。私も中学校(か小学校)のごろ、「矛盾」と「塞翁失馬」を勉強し、暗唱したことがあります。昔私も暗唱に苦労したことや、暗唱した文章を真似て作文を練習したことなど、思い出しつつ、実に懐かしい。遠い昔の記憶を蘇らした皆さんの暗唱に感謝しています。
 次に、今後の勉強において改善する必要があると感じたこと言わせていただきたいと思います。それは日本語には存在しない発音をさらに工夫してほしいのことです。たとえば「是」「実」の発音は「shi4」であるはずですが、どうも「xi4」となる発音が多かったのです。「挙」の正しい発音は「jv3」ですが「ji3」と聞こえるのもありました。また「a」という母音をもう少し口を大きく開けて発音したらいっそうきれいに聞こえるでしょう。「ting1」と「ding1」、「zhe4」と「che4」の発音の区別もまだ一年生の皆さんにとって少し難しいかもしれませんが、時間と精力をかけて、必ず克服できると思います。
 最後に、皆さんの暗唱努力の意義について、個人的な感想を皆さんとシェアしたいと思います。語学の勉強には、暗唱というのは非常に重要な方法です。最初なかなか覚えられなくて、つまらないことばかり感じるかもしれませんが、それでも暗唱しましょう。単語の使い方、文章の構成に対する感覚は多くの暗唱によってつかめるのです。私たちは自分の国の言葉を勉強する際にさえ、一生懸命暗唱してきました。だから皆さんも頑張って、暗唱りましょう。皆さんがどんどん中国語で声をかけてくることを期待しております。

呉贇〔マネジメント研究科 博士後期課程〕

中川審査員の総評

 一年生の皆さんが果敢に課題文に取り組んだことに賛辞を送ります。結果の如何にかかわらず、どの人も努力の跡が見て取れました。
 惜しくも本日発表できなかった人も、すばらしい聴衆でした。皆さんの厚い声援に支えられて、発表者は力を得て暗唱できました。本日のすぐれた暗唱を目標に、次回は発表者として参加できるように切磋琢磨されることを期待しています。
 第一回の中国語学科暗唱大会は、成功でした。

中川千枝子〔外国語学部中国語学科 教授〕

「第1回中国語学科暗唱大会」詳細

 中国語学科1年次必修科目「インテンシブ・中国語IID、E」の各クラスから選ばれた代表20名が、中国語による暗唱を披露します。

 中国語学科の上級生だけでなく、中国語学科以外の方も、ぜひこの機会に1年次生の熱き暗唱を聴きに来てください。

日時 平成18年11月22日(水)13:15〜17:00頃(予定)
場所 12201教室(12号館2階)
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