教育研究上の目的と3つのポリシー

文化学部教育目標

 自分を取り巻く文化の理解を基礎に、地球的視野に立って、諸文化の特殊性と普遍性を読み解き、文化に関わる諸問題と主体的に取り組むことのできる、豊かな教養と柔軟な判断力を有する人間の養成を目的とする。

ディプロマ・ポリシー

知識

  1. グローバルな視野のもとに、世界の文化の諸問題を理解するために必要な知識を身に付けている。
  2. 日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカの各文化のうちの、いずれかについてその特質を説明できる。
  3. 京都の文化の特質を理解している。
  4. 歴史、芸術、宗教、思想、文学、言語、大衆文化、スポーツ等の文化の諸現象の少なくとも一つについて、深い知識を有している。
  5. 文化の諸現象を読みとくための人文科学、社会科学、自然科学分野についての基本的な知識を有している。

汎用的技能

  1. 国際的なコミュニケーションのためのツールとしての十分な英語能力を有している。
  2. 時代のニーズに応じ、適切な倫理観に立脚した情報処理能力を有している。
  3. 自分の考えを文章・口頭で論理的に表現できる能力を有している。
  4. 地域社会及び国際社会において、多様な民族のアイデンティティを踏まえ、さまざまな人々との相互理解を図ることができる。

態度・志向性

  1. 国際社会の一員として自らを律し、自分の考えを発信し、行動することができる。
  2. 自らの人格的完成をめざして常に努力することができる。
  3. 自らの知識、技能のさらなる向上をめざす意欲を有している。
  4. 異文化について、関心をもち、理解しようとする意欲を有している。
  5. 自分の将来の社会人としての姿について、思い描くことができる。

カリキュラム・ポリシー

 1年次(〜2年次)には基幹科目を置き、英語科目「アカデミック・ライティング」「アカデミック・リーディング」「イングリッシュ・セミナーI」、「情報処理実習(基礎)」、「京都文化論」、「比較文化概論」を必修科目とし、国際的コミュニケーションのための英語力と情報処理の基本を習得させるとともに、自国文化であり、自分たちの地域文化でもある京都の文化世界に触れさせ、文化間の比較による文化研究の広がりと深さの理解へと導きます。
 また、2年次以降に分属する4つの文化コース(日本・アジア・ヨーロッパ・アメリカ)について、各地域の文化への理解を深めるため、選択必修科目として、「日本文化講読(日本史、古文・漢文)」、「中国語」、「ドイツ語」、「フランス語」、「イタリア語」、「スペイン語」、「ヒンディー語」、「アラビア語」といった各種言語科目を設け、文化を読み解くスキルを磨きます。

 2年次からは、4つの文化コースに分属し、各コースの発展科目の履修を開始します。
 同様に4コース別の文化基礎演習によって各自の研究の基盤となる力を養います。各種の英語科目により実践的な英語力を強化します。

 3年次は、英語科目「イングリッシュ・セミナーII」でさらなる英語力の強化に加え、文化演習Iで専門分野の研究を本格的に始めます。自コースだけでなく様々な他コースの発展科目の受講も奨励し、国際文化研究(インターカルチュラル・スタディーズ)に必要な広い知識を身に付け、4年次の演習Uで卒業レポートを作成できる力を養成します。

 4年次は、文化演習Uで卒業レポートを完成させ、卒業後も異文化理解への意欲を保持し、国際的コミュニケーション能力の増進をめざして常に努力できる人間の教育を目標とします。

 1年次から関連科目を置いて、芸術文化、スポーツ・健康文化等、多様な文化に関する理解と知識を得るようにします。

 文化学部生としての4年間を通じて、人文・社会・自然の3分野で専門教育を補完する共通教育を履修し、円満な人格と東西両洋にわたる広い教養を有する人間を育成します。

アドミッション・ポリシー

  • 世界の諸地域の文化に広く関心があり、理解を深めたいと思っている。
  • 日本及び京都の文化について、深く追究したいと思っている。
  • 国際的なコミュニケーションのための十分な英語能力を獲得したいと思っている。
  • 高等学校で学んだ教科について、十分な学力と知識をもっている。
  • 文化を学んで、地域社会や国際社会に貢献したいと思っている。
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