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一般学生の多読案内
多読って何ですか?

母語 をどうやって身につけますか?たくさんの時間をかけて、いろいろな人と出会って、幅広い経験を通じて身につけますよね。では、 母語 でリーディングをどうやって学びますか?簡単な本から始めて、少しずつ難しい本を読めば、だんだんレベルが上がりますよね。これも時間をかけないとできません。
外国語を学ぶのも同じです。多読というのはその方法=アプローチを使います。自分のレベルのちょっと下からはじめて、自分に興味ある本を選択しながら、たくさんの本を読みましょう。自分のレベルより下だから文法も語彙もそんなに難しくはないし、たくさん読むとだんだんすらすらと読めるようになります。早く読めるようになるほど、もっと分かるようになり、自信もついてくるし、さらに高いレベルの本を読めるようになります。レベルと読める力が上がると、どんどん楽しくなって、自分のモチベーションも高まります。
どこでもできるし、先生もいらないし、外国の文化に触れる事もできる。多読を初めてみませんか?
どうやって始めたらいいですか?
上に書いてあるように、たくさん読むとリーディングの力ー早さ、理解、自信、モチベーションーがつきます。その上ー
- 文法がよく分かるようになります。同じパターンを何回も読むと母語と同じように’これが正しい’とか’これがちょっとへん’という感覚ができます。
- 語彙が増えます。たくさん読むとつぎつぎに新しい語彙と出会います。研究によると、新しい語彙を覚えるために、15から20回その語彙と出会わないといけないそうです。本を読めばそれは簡単にできます。それだけではなく、辞書がなくてもその語彙の意味を推測する力がつきます。
- いろいろな研究によると、TOEICやTOEFLのような試験の点数が上がるといわれています。さらに、ライティングも上手になります。
- 外国の文化や考え方に触れる事もできます。
- 読書の習慣をつけることもできます。読みつづけることで一生涯勉強できます。留学や勉強でがんばってつけたレベルを維持することもできます。
- 自分の中で、《外国語は勉強をしないと身につかない》から《これが面白いから読みたい。外国語は楽しい!》になります。 [下に続く]

多読のメリットは何?
とりあえず、時間がかかりますから本当にやさしいものから始めた方がよいでしょう。ある研究によると30万語彙を読んだあと、どんどんリーディングの力がついてくるそうです。もちろん、それまでにも手ごたえは感じますが、たくさん読むほど外国語の力はついてきます。一番簡単なのはグレイディッド・リーダーから始めること。でも、絵本とかほかのものに興味があるなら、それからはじめてもいいです。とりあえず、一冊手に取って、辞書がなくてもほとんど分かれば、そこから始めましょう。途中で、難しいとか面白くないとか感じれば、違う本に変えましょう。図書館にもたくさんありますが、下のものはL.L.資料室にあります。
グレイディッド・リーダーは大人の外国語学習者のために書かれたものです。
語彙と文法はレベル別にしてありますから、学習者は簡単に自分のレベルのものを見つけて読むことができます。産大の多読プログラムは主にこういう本から始めます。
好きなまんがを英語で読んでみてはどうですか?あるいは海外のグラフィックノベルを開いてみるのは?まんがやグラフィックノベルは世界の出版界でもっとも成長著しい分野です。日常英語を学ぶ近道になりますよ。
あなたが幼いころ読んだ童話の多くは、もとは英語で書かれています。ことばが平易で挿絵の楽しい童話は大人にもうってつけです!
リーだーとチャプッターブック:ネイティブが自分の子供たちに読み方を教えるために使っている本がここにあります。ほかのチャプターブックス(チャプターに分かれているのでこう呼ばれている)が比較的やさしい英語で書かれているのに比べ、‘Step into Reading’のようなリーダーの本はレベル別になっています。リーダーを読むことにより、生の英語に触れる一方、文化について学ぶのにも大いに役立ちます。
このノヴェルは大人のノヴェルより短くてとっつきやすいです。有名な作家たちや異なった世界があなたを待っています。