ゲストスピーカーによる英語の講演が実施されました(「国際経済学B」)!

 11月27日(火)「国際経済学B」の授業で本学に客員研究員として来日されているフィンランドのユヴァスキュラ大学サヤサロ・パシ先生による英語の講演が行われた。

 井川教授と「紙・パルプ産業の発展に関する日本・フィンランド間の比較研究」で来日されているサヤサロ氏の特別講義が授業で実現。「フィンランドの製紙業の発展」をテーマに、すべて英語での講演であったが、井川教授が要点を板書で補足しながら、受講生は板書やスライドも参考に、熱心に聞き入っていた。

 サヤサロ氏は壇上から降り、学生に近いところで幾分ゆっくり目な英語で丁寧に講演。時に井川教授が壇上で黒板に補足しながら、終始和やかな中にも真剣な雰囲気で授業は進められた。

 フィンランドは日本と同じく国土の大半が森林資源に恵まれ、製紙業が盛んであるが、貿易などで見ると、日本は国内市場が大きいのとは逆に、フィンランドは国内市場が小さく輸出が盛んであるといった違いがある。

 また、フィンランドは、歴史的にもロシア革命・石油ショック・90年代の不況といった中で国際化戦略が変化し、企業の統合が進み、製紙業は3社に統合されていることが紹介された。日本でも企業の統合は進んでおり、こうした世界で競争環境が変化していることが説明され、まさに国際社会でおこっている経済の変化を受講生は感じ取っているようであった。

 フィンランドと日本。それぞれの違いや特徴を見ながら国際経済の舞台を説明する氏の講演に学生は非常に大きな感銘を受けていたようである。


  • 特別講義が実現

  • 壇上から降りて講演

  • 息の合った両者の授業

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