経済学部 専門コース制の導入について

 経済学部では、一年次生を対象として経済学についての基礎的な知識をスムーズに身に付けてもらうことを目的として、e-Learning教材を中心とした基礎導入教育プログラムによる学習支援を行ってきました。
 平成19年度には、それに加えて、「専門コース制」を導入することによって、二年次生以降において経済学専門科目の段階的で系統的な修得を支援することを目指します。

コースの内容

 平成19年度新入生より、二年次秋学期において以下のいずれかの専門コースを選択し、各コースに設定された専門科目を中心に履修することになります。各コースとも、他学部の専門科目と連携することで幅広い履修も可能です。

公共政策コース

 平成不況を乗り越え日本経済は新たな成長段階へと入りましたが、少子高齢化問題、経済格差問題、年金問題など対策が急がれなければならない問題は数多く見られます。これらの解決には、民間企業を中心とした市場経済だけでなく、政府の強いリーダーシップが必要です。このコースでは、主に政府の立場から経済にアプローチします。

主な専門科目

財政学、労働経済学、環境経済学、都市経済学、家計の経済学、公共経済学 など

産業経済コース

 ベンチャー企業の成長や企業の合併などといった産業構造のめまぐるしい変化、その一方で日本経済を支え続けている中小企業、そして平成不況による不良債権問題から立ち直った金融経済、一口に日本経済と言ってもその中身はとても多様で複雑です。このコースでは、日本の産業構造を紐解いていくことで経済にアプローチします。

主な専門科目

企業経済論、金融論、ファイナンス論、中小企業論、日本経済論、日本経済史 など

国際経済コース

 グローバル化した現在では諸外国の経済や社会状況が日本経済に大きな影響を与えます。それを理解するためには、中国などの急速な成長、開発途上国での貧困問題といった各国の経済事情を学ぶとともに、国際的な金融取引や貿易取引の動向ついても知る必要があります。このコースでは、世界の経済を俯瞰することで経済にアプローチします。

主な専門科目

国際経済学、開発経済学、国際金融論、アジア経済論、ヨーロッパ経済論、西洋経済史 など

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