本学部の大木裕子先生の「クレモナのヴァイオリン工房〜北イタリアの産業クラスターにおける技術継承とイノベーション」（文眞堂）が商工中金の関連公益法人である財団法人商工総合研究所より2009年度「中小企業研究奨励賞」の本賞を受賞されました。

　この賞は、昭和51年から続いている権威ある表彰制度です。経営部門では今回55点の候補の中から、唯一、大木先生の著書が選ばれたとのことです。
　本書で取り上げられる、ストラディヴァリが生まれたクレモナという町はヴァイオリン製作のメッカです。大木先生は、4年間をかけて現地での調査を行い、クレモナが産業クラスターとして成功した要因を明らかにされました。