Vol.112 自転車競技部 中冨 尚子さんインタビュー
7月6日~8日に静岡県伊豆べロドロームで開催された
「ジャパントラックカップ」に日本代表チームとして出場された
自転車競技部の中冨尚子さん(現代社会・1年次)にお話を伺いました。
自転車競技を始めたきっかけはなんですか?

中学校3年生の夏に兄が見ていたツールドフランスを見てひとめぼれしました。自分が走りたい、その場にいたいと思い、高校から自転車競技を始めました。
自転車競技をしてきて1番辛かったことはなんですか?
高校3年生のインターハイ出場1か月前に九州総体で鎖骨を骨折してインターハイに出場できず、目標にしていた全日本ロードにも出場できなかったことが1番しんどくて辛かったです。どんなきつい練習よりも練習ができないことのほうが辛いです。
日本代表として出場して世界と日本との違いがありましたか?

日本ではちょっとアタックしたら周りはついてこられないことが多いのですが、海外では自分から仕掛けても一人逃げすることができなかった。スプリント力の違いを1番感じました。
得意な種目はなんですか?

登りのあるロードが1番得意ですが、ポイントレースも得意です。高校の頃にスクラッチでも優勝しているのでスプリント勝負のスクラッチだったら得意です。
大学に入って印象に残っているレースはありますか?
1番最初の全日本学生選手権クリテリウムです。初めての学連での大会でインパクトを残せたのも大きいし、中井さん(経営・4年次)と男女ともに優勝をして本学の名前を全国に売り出せたのが嬉しかったです。この優勝で自分の知名度もだいぶ上がったと思います。
高校と大学の違いは感じますか?
練習がいい意味で自由なところです。高校では練習メニューがほとんど決められており、やる気のある人とない人の差が大きいため、追い込みをかけるのも自分次第な部分があったのですが、本学は自主的な練習が多く部員全員やる気があって練習環境もよく、とてもやりやすい環境です。練習で走る距離も高校に比べて短いのですが、内容は濃く坂道がありしんどいです。
サイクルフィギュアを除いて唯一の女子部員ですが、その点で良かったことや辛いことはありますか?
他に女子選手がいたら甘えてしまうかもしれないので厳しい環境で練習できるということが1番良かったことです。マネージャーの支えもあって、辛いと感じることはあまりないので今の関係がベストだと思います。
普段の生活で気を付けていることはありますか?
体を万全に保つためにお菓子を一切食べないことと、お肉の脂身を食べないことです。お菓子は高校に入ってから食べていないです。見たら食べたくなってしまうのでコンビニでもお菓子コーナーは極力見ないようにしています。お肉は焼肉に行ってもなるべく脂身の少ないものを頼むようにしています。
目前に迫っているインカレの目標を教えてください
ロードで本学部員の誰かと男女ともに優勝できるように頑張っていきたいです。
尊敬している人は誰ですか?
ワールドカップなどで活躍している梶原悠未さんです。ロードとトラックの両方で活躍されていてこんな選手になれたらいいなと思っています。
これからの競技人生で達成したい目標はありますか?

今は日本代表のジュニアナショナルチームにいるのですが、エリートランクのナショナルチームに選ばれてワールドカップなどでもメダルをとれるようになりたいです。ロードでもこれからU23というカテゴリーに上がるので、その中でアジア戦に出てメダルをとっていきたいです。
1年次生ながら明るく堂々と答えてくださった中冨さん。話を聞いていくうちに意識の高さと自転車競技に対する熱い思いにこちらも引き込まれていきました。これからも自転車競技部への応援をよろしくお願いします。
(2018.09.18)【記事・写真:体育会本部編集局】