Vol.110 空手道部 釜口 幸樹さんインタビュー

7月19日~22日に神戸市立中央体育館で開催される
「FISU第11回世界学生空手道選手権大会」に日本代表として出場する釜口さんに
お話しを伺いました。
個人戦と団体戦に出場され、団体戦ではキャプテンを務められます。

世界大会に向けて行っている練習はありますか?

釜口 幸樹さん(法・4年次)
世界大会や海外の試合は過去にも経験しているので、海外の選手がどういった戦い方をしてくるのかというのを自分の中では把握できています。日本の選手と戦うときとは違う部分も出てくるので、そこは普段と違う練習を取り入れるようにしています。

世界大会で周りの選手から受けた影響はありますか?

世界レベルの選手は意識や考え方のハードルが高いです。そういったレベルの選手に勝たなければならないので、もっと自分も頑張らないといけないという気持ちになります。練習面では、国内では比較的大きく見られる自分の体も海外では小さい方なので、自分より大きい選手がどういう戦い方をしているのかを見て、組手などをまねしています。

世界大会で学んだことを後輩に教えたりしているのでしょうか?

自分と体格や組手スタイルの似た後輩が何人かいるので、その後輩たちにはなるべく教えるようにしています。空手は体格によって戦い方が違うので、全員に同じことを教えるということはしません。

大学の空手競技人生において一番記憶に残っていることは何ですか?

2年次生の時と3年次生の時に全日本大学選手権で優勝したことです。全員がこの大会に優勝することを目標に練習してきていた中で、連覇を達成することが出来たのは一番記憶に残っています。

後輩へのアドバイスをお願いします

本学の空手道部は最近ますます強くなってきました。日本一を取るためにハードな練習をやっています。この練習のおかげで、全日本を連覇することが出来ました。厳しさを乗り越えた先にある勝った時の喜びは非常に大きいです。その喜びを味わうためにも後輩たちには、大変かもしれませんが、練習にはしっかり取り組んで欲しいです。

FISU世界大学空手道選手権大会に向けての抱負をお願いします。

この大会は2年に1回開催されるのですが、前回大会も出場していました。当時は2年次生で、私は日本代表で一番年下でした。個人戦は1回戦敗退でしたが、団体戦は12年ぶりに優勝することが出来ました。今年は立場が変わり、一番年上でキャプテンを任されました。私以外は初出場なので、1回経験しているということを生かしてアドバイスできたら良いなと思っています。海外の試合の雰囲気なども伝えていきたいです。日本で開催されるので、良い結果を残したいと思います。
前回大会出場時の釜口さん

抱負を聞いた際には、キャプテンとして日本代表チームを引っ張っていくという強い覚悟を感じました。今年は神戸で開催されますので、ぜひ会場に足を運んでいただき、釜口さん率いる日本代表に熱い応援をよろしくお願いします。

(2018.07.02)【記事:体育会本部編集局 写真:(公財)全日本空手道連盟・空手道】

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