Vol.109 陸上競技部 棚池 穂乃香さんインタビュー

4月7日にスイスで開催された「第21回世界大学クロスカントリー選手権大会」に、
日本代表として出場された陸上競技部主将の
棚池穂乃香さん(経済・4年次)にお話を伺いました。

クロスカントリーとはどのようなレースですか?

棚池 穂乃香さん(経済・4年次)
芝生の上を走ったり、丸太のような障害物を飛び越えたりするレースです。急な坂もあるのでハードです。ただ、クロカンのために障害物を飛び越えるといった練習はしません。調整方法は他のトラックのレースと同様です。

クロスカントリーの世界大会に出た感想を教えてください

自分の力を出し切れなかったですが、世界の人たちと一緒に走れたというのはとても良い経験になりました。一緒に参加した日本人の選手は、駅伝で活躍していたりと実力のある選手なので、練習方法など得るものはたくさんありました。例えば、本学の選手と比べてジョギングのリズムやペースが全然違いました。本学はリズムの良い選手と悪い選手の差が激しいので、世界レベルの選手をまねしていけたら良いなと思います。食事の面では、たくさん食べているのに体を絞れていて、やらされて食事制限している感じはなく、自己管理がしっかり出来ているのだなと感じました。周りから良い刺激がもらえた大会でした。

世界大会のレースで他に得られたものは何ですか?

まだまだ走力が足りていないと感じました。クロカンはトラックやロードでは使わない部分の筋力を使うのですが、そこが上手く使えなかったと感じました。

スイスはどんな国でしたか?

食事にチーズとハムがよく出てきます。ハムはとにかく塩辛く感じました。宿舎は1泊数万円するらしく、かなり良いところで過ごしやすかったです。

レース以外で思い出に残っていることはありますか?

同じ宿舎の日本人選手と仲が良く楽しかったです。1人の選手が、日本からゲームを持ってきていたので、空き時間にリフレッシュしていました。

5月10日~13日に開催された関西学生選手権で10000m・5000mの2冠を達成されましたが、どのような練習をしてレースに臨まれたのですか?

朝練から14㎞くらい走っています。そういった普段の練習でしている努力が、実を結んだのではないかなと思います。

マラソンと10000mの調整の違いは?

自分を成長させてくれているなと思います。自分に自信が持てると感じます。レースで結果を残せばすごく自信につながりますし、もっと上を目指して頑張ろうと思えます。

キャプテンとして後輩にメッセージ

今年は全日本で優勝したいという気持ちが一番大きいです。その目標に向かってみんなで進んでいきたいので、しっかりついてきて欲しいです。

今後の目標

チームとしては駅伝で優勝することです。個人では全日本入賞と駅伝で区間賞を獲得することです。

インタビュー中、常に明るい表情で応えてくださった棚池さん。後輩へのメッセージや目標を聞いた時には、キャプテンとしてチームを引っ張る覚悟が垣間見えました。これからも陸上競技部への熱い応援をよろしくお願いします。

(2018.06.08)【記事・写真:体育会本部編集局】

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