Vol.108 志学会執行委員会 執行委員長 西岡 朋章さん・体育会本部 会長 村上 雄大さん・文化団体連盟常任委員会 委員長 澄川 光成さんインタビュー

本学学生の代表となる志学会執行委員会、
体育会系クラブ・文化系クラブをそれぞれサポートする
体育会本部・文化団体連盟常任委員会の代表である3名にお話を伺いました。

まずは志学会執行委員会の委員長である西岡さんにお伺いします。志学会執行委員会とはどのような活動をされているのですか?

西岡 朋章さん(法・3年次)・村上 雄大さん(経営・3年次)・澄川 光成さん(法・3年次)
西岡)本学に通う学生の皆さんが充実した大学生活を送れるように、より良い環境を作るため、活動しています。具体的には、「マナーアップキャンペーン」や「食堂意見交換会」「志学会学生アンケート」などがあります。将来、社会人として恥ずかしくないよう、マナーや挨拶をよりしっかりと身に付けてもらうよう、注意喚起をしたり、学内の食堂を更に快適なスペース出来るよう工夫したりしています。各クラブが積極的に活動を行えるようにサポートすることはもちろん、クラブに所属していない学生の声も反映しています。学生の代表としての責任を持ち、学生の皆さんが心地よい大学生活を送れるよう努めています。
実際に活動して感じることは、この委員会の部員であるからこそ、経験出来るものが多くあることです。「スプリングコンサート」や「志学会アッセンブリアワー」など多数のイベントがあり、その分準備をすることもたくさんあるので大変ですが、頑張って取り組んだ分、イベントが成功したときの達成感は、他では味わえないので、良い経験をさせてもらっていると思います。
防災訓練
スプリングコンサート
体育会本部

続いて、体育会本部の会長である村上さんにお伺いします。体育会本部とはどのような活動をされているのですか?

村上)体育会系クラブのサポートをメインとしています。各クラブの活動場所などを管理したり、より活動しやすい環境で練習やプレーが出来るようにクラブの意見をくみ取って働きかけています。またイベントも行っています。「フレッシュマンキャンプ」は新入生を対象に体育会クラブについての理解と他クラブとの交流を、「リーダー交流会」は役員交代の時期に行うので、新主将となるにあたっての心構えを持ってもらうことを目的としており、各クラブが本学の体育会所属団体としての認識を持って行動するよう、励んでいます。
正直に言うと、入部した当初は少し面倒だなと感じるところもありました。体育会本部の部員は全員、体育会系クラブに所属している部員で構成されているため、クラブ活動と体育会本部の業務を両立することが、非常に大変です。しかし、クラブ活動の合間を縫って体育会本部の業務をやり終えたときは、満ち足りた気持ちになり、やりがいを感じることが出来るので、プラスの経験になっています。
会長に選ばれた際は、大きな責任が伴ってくるので、務まるのかという不安もありましたが、その不安と同じくらいやってやろうという気持ちもありました。会長をやり遂げることが出来れば、更なる成長に繋がると感じ、精一杯やっていこうと思っています。

次は文化団体連盟常任委員会の委員長である澄川さんにお伺いします。文化団体連盟常任委員会とはどのような活動をされているのですか?

澄川)活動の中心は文化系クラブのサポートです。各クラブの特色やイベント情報を放送局や新聞局に宣伝してもらっています。また学外の方にも、文化系クラブの良さを知ってもらいたいので、京都FMラジオ番組に出演し、イベント情報を宣伝するなど、最近は特に広報活動に力を入れています。文化系クラブに興味を持ってもらう人が一人でも増えてくれるよう、取り組んでいます。また文化団体連盟常任委員会にも独自で開催しているイベントがあり、今は4月に行う「シエスタ」の準備をしています。こちらは新入生を対象とした文化系クラブの発表の場ですが、昨年度の神山祭以降、各クラブが積み重ねてきた活動を披露する場でもあるので、たくさんの方に来場していただけるよう、委員一同全力を尽くして準備しています。このほかにも「リーダースキャンプ」や「総会」を行い、文化系クラブをより広めていき、各クラブが気持ち良く活動できることを目指しています。
リーダースキャンプ
シエスタ

それぞれ、たくさんの活動をされてきたと思いますが、その中で印象に残っていることは何ですか?

村上)2年次生に担当した「リーダー交流会」です。体育会系クラブの全団体の参加必須行事であるため、大勢のクラブ生が一同に集まります。たくさんのクラブ生が参加し、労力もお金もかかるので、大きな責任が伴います。だからこそ、しっかりと準備をする必要があります。円滑にイベントを開催できるか不安もありましたが、無事終えることが出来たときは、やって良かったと感じました。

澄川)私は2年次生に担当した「神山祭」が印象に残っています。神山祭実行委員会だけでなく、更に文化系クラブとの調整も同時に行わなければならず、すべきことが非常に多くあり、一つ一つをこなしていくのが大変でした。でも「神山祭」という大きなイベントに関わり、自分たちで作りあげていくのは、自分自身の成長にも繋がりました。また来場者により良いものを届けたいと思い、創意工夫して準備していくことは、他では得ることが出来ない充実感がありました。

西岡)私は1年次生に担当した「クラブリーダー研修会」というイベントです。このイベントは毎年2月に全クラブを対象として、新主将となる方にリーダーとしての心構えを持ってもらうことを目的としています。とても責任が伴う、非常に重要なものですが、大変楽しくイベントを進めることが出来ました。1年次生のときに担当していたので、対象者はほとんどが上級生でしたが、委員会の先輩方に引継ぎを受けながら、どのように開催していくかを考えるのは学ぶところの多いものとなりました。

文連:神山祭
執行:クラブリーダー研修会
執行:クラブBOX

活動をする上で欠かせないクラブBOX。皆さんにとってクラブBOXとはどのような場所ですか?

村上)とてもアットホームな場所です。本来は体育会本部の業務を行う場ですが、することがなくてもクラブBOXに行けば、誰かがいて、業務のこと以外でも気軽に話せるので、家のようにくつろげる場所だと感じています。

西岡)私も家にいるような感覚を持っています。実際、家よりもクラブBOXにいる時間が長いということもあり、居心地が良い空間です。委員みんなも困ったことがあればすぐにクラブBOXに行き、他の委員の意見を聞いたりしています。また同じフロアに体育会本部や文化団体連盟常任委員会など、自治会クラブのクラブBOXがあるので、他団体との交流も生まれる場でもあります。

澄川)私にとっては、クラブBOXはメリハリをしっかりとつける場所という感覚です。最低限の時間でするべきことをし、しっかりと業務をこなしていくことが大切だと思っています。しかし、もちろん委員同士のコミュニケーションも大事だと思っています。お昼休み時間のクラブBOXの当番がコミュニケーションの場です。そこでお互いの近況を話したり情報共有して仲を深めています。

様々な経験を経て、それぞれ団体の代表となられましたが、心がけていることや目指しているものは何ですか?

澄川)委員同士の仲間意識を持ち、切磋琢磨していきたいです。上下関係は大切ですが、文化団体連盟常任委員会の活動はみんなで作り上げるものなので、それに突出しないよう、横の繋がりも活かし、更なる協力体制を作っていきたいです。 また文化系クラブとの関わりも更に増していきたいと思っています。文化系クラブからは「文化団体連盟常任委員会が指示することなら聞かなければいけない」という声を聞くこともありますが、あくまで我々は文化系クラブをサポートすることがメインで、主役は各クラブです。それぞれのクラブの個性がもっと表れるようにしていくことが大切だと考えています。まずは文化団体連盟常任委員会としても交流を積極的に増やし、各クラブの色を良く理解した上で、各クラブを知ってもらうために、広報活動も頻繁に行っていきたいと思っています。
西岡)心がけていることは、当たり前のことを大切にしていくことです。例えば、上下関係などの人間関係や礼儀、挨拶です。社会に出たときに出来て当たり前のことなので、後輩たちにも良い手本となれるよう、日頃から自分が率先して行い、心がけています。また執行委員長としての自覚を持ち、本学学生の大学生活がより良いものに出来るよう、支えていきたいと思います。執行委員長となったときは不安もありましたが、委員みんなが後押しをしてくれたので、就任することが出来ました。自分が今委員長として活動できることに感謝し、責任を持って務めていきたいと思います。
村上)目指していることは、クラブ活動をしながら、体育会本部の業務もこなしていくことに魅力を感じてもらうことです。クラブ活動の合間に時間を見つけながら行うのは、とても大変ですが、両立しながら成し遂げていくことは、人として大きく成長できます。社会に出てからも役に立つ能力だと思うので、面倒だとは思わずに、体育会本部での活動を有意義なものと感じてもらいたいです。また後輩たちと積極的にコミュニケーションを取ることも心がけています。体育会本部は、メンバーの入替りが激しいこともあって先輩からの引継ぎが上手くいかず、分からないことが生じるときもあります。その経験を活かし、積極的に声をかけて、質問をしやすい環境を作っていけば、分からないことがあってもすぐに解決出来ることがあると思っています。業務のことだけでなく、プライベートのことも話したりして、お互いの距離を縮め、部員みんなが楽しいと感じる活動にしていきたいと思っています。

しっかり者で物事を引っ張っていく西岡さん。人懐っこい雰囲気で親しみのある村上さん。細かいところまで気配りができ、冷静に判断する澄川さん。お互いが「彼が委員長(会長)で良かった」語り、クラブBOXを行き来するほど、良いチームワークが出来ていました。自分たちの役割を果たすべく、すでに頑張っています各団体の成長をぜひ楽しみにしてください!

(2018.03.06)

PAGE TOP