Vol.089 体育会本部編集局 鐘ケ江 直哉さん・山内 美優さんインタビュー

昨年度、8名の新入部員を迎え、さらに活動の場を広げて
活躍する体育会本部編集局。
その中から、代表して2名のフレッシュな2年次生にお話を伺いました。

体育会本部編集局に入ったきっかけは何ですか?

鐘ケ江 直哉さん(経済・2年次)・山内 美優さん(文化・2年次)

鐘ヶ江)受験生の時、オープンキャンパスで本学を訪れました。その際、学内に掲示してある体育会本部編集局発行の「号外」を目にして、自分もスポーツを取材してみたい!記事を書いてみたい!と思い、その時点で入部を決心しました。編集局ありきで受験を決めたようなものです。将来は、記者になるという夢に近づける気がしたのです。

山内)私も、記者になりたいという夢があって入部しました。入学前、ツイッターで編集局の存在を知り、とても興味が湧いたので、入学してすぐに部室を訪ねました。

やる気満々で入部されたようですが、実際に入ってみて、いかがでしたか?

山内)小さい頃から野球が好きで、当然、野球を担当できると思っていました。しかし、自分よりもはるかに野球に詳しい人がたくさんいて驚き、野球は担当できないかな~と諦めました。今思えば、他のスポーツにも興味を持つ良いきっかけになったと思います。

鐘ヶ江)自分は、高校時代に陸上競技をしていました。陸上はメジャーな競技だと思っていたのに、編集局に入部してみると、専属の担当者がいない状態で驚きました。専属の担当者が引退された直後だったそうですが、取材方法など引き継ぎがなく手探り状態で四苦八苦しました。
また、陸上には詳しいと自負していますが、他の競技には自信がありません。最初の取材に連れて行ってもらった時、野球のルールが全く分からず他の部員に驚かれました。

では、入部して良かったことはありますか?

鐘ヶ江)人見知りが克服できたことです。取材に行くと、たくさんの人に接しますし、かなり年上の方とも会話する機会も多々あります。今までは、なかなか自分から話しかけたりできませんでしたが、目的を持つと変われるものです。あと、何よりも憧れの選手を目の当たりにして取材できることが本当に嬉しいです。

山内)人脈が広がったと思います。私にとって、大学の体育会に所属している人は意識が高く実績もある「凄い人!」というイメージがあります。その人たちと交流できるのは、編集局として頑張っているからこそだと思います。

では、取材についての質問です。勝利した時は、取材がしやすいと思いますが、負けた時の取材はどうされますか?

鐘ヶ江)勝利も敗北も、そのチーム、その選手の歴史の一部だと思います。負けは、決して悪いことではなく、次につながるための大切な過程なので、選手の心情などしっかり取材しようと思っています。

山内)私も同じく、敗北も取材する必要があると思っています。確かに、話しかけ辛いですし、内容にも気を遣いますが、そこは使命感を持つように心がけています。


先輩として2人のインタビューを見守っていた眞柴 健さん(法・3年次)は「プロ意識が高いな~。」と感心しながら「僕は、また違った考え方です。あまり、敗戦の取材は得意ではありません。出来れば、勝って輝いている姿をみんなに見てもらいたいです。そして、多く人が選手に憧れ、選手もそのことを自覚し更に上に上がっていければ、良いパフォーマンスを生み出す原動力になるのではないかと思います。また、敗戦を取材する場合は競技の特性を考え、言葉使いやタイミングなどを計るように気をつけています。」と語りました。

取材をするようになって感じることはありますか?

鐘ヶ江)「スポーツはマスメディアが作る」という言葉を聞いたことがあります。いろんなスポーツを取材してみると、どの競技も面白く、優劣をつけることができません。けれど、国によってメジャーなスポーツが違ったりするのは、様々な事情が絡み合い、表舞台に出て来るスポーツが限定されてくるのだと思いました。自分たちは学生の身分で、平等に興味を持ったり取材したりできる立場なのだから、メジャー、マイナーにとらわれず、出来る限り多くの競技を取り上げていきたいと思います。

山内)たくさんの競技を紹介していきたいと思う気持ちは、私も同じです。いくつかの競技を担当していますが、最近は、「サイクルフィギュア」という、自転車に乗りながらフィギュアスケートのように回転をしたり、立ち上がってポーズを取ったりする競技を取材する機会が増えています。本学には日本代表として「世界選手権」に出場した佐藤 凪沙さん(外国語・3年次)もいらっしゃって、今、注目している競技です。どうしても大きな大会の取材がしたかったので、11月にはマレーシアでの世界選手権に駆けつけて取材させていただきました。まだ日本での知名度は低いのですが、ヨーロッパでは人気が高い競技で環境の違いを肌で感じることができました。やはり現場に行くことは大切だと思いました。

陸上競技部 出雲駅伝
硬式野球部 関西六大学野球連盟リーグ戦
ラグビー部 全国大学選手権大会

取材をする醍醐味とは何だと思いますか?

二人)試合を観客席ではなく、間近で観る時の興奮は何にも代えがたいと思います。選手の微妙な調子の変化や息遣いなどをひしひしと感じます。この臨場感は、実際にあの場にいないと分からないと思いますが、是非みなさんにも経験したいただきたいことの1つです。

1年次生から、積極的に取材に出かけ、即戦力として大きな存在となっているお二人ですが、今後の目標はありますか?

二人)より多くの人がスポーツに親しみを感じ応援してくれるような新聞作りをしていきたいと思います。そのためには、もっと監督や選手たちと信頼関係を築き、より深い内容を発信できるよう頑張ります。


体育会クラブの情報発信である新聞「アスレチック」の発行だけでなく、課外活動サイトの取材、号外作成など、多岐にわたって活躍している体育会本部編集局のみなさん。即戦力として1年次生からどんどん取材が出来ます!興味のある方は、ぜひ雄飛館5階の「体育会本部編集局」を訪ねてください!
部員一同、お待ちしております!

(2016.04.01)

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