Vol.077 ラグビー部(下良さん・細野さん・森田さん・李さん・眞野さん・福留さん)インタビュー

花園ラグビー場で開催された「関西ラグビーまつり」に
関西学生代表として出場された6人の方にお話しを伺いました。

4月26日、花園ラグビー場で「関西ラグビーまつり」が開催され、関西学生代表VSニュージーランド学生代表(NZU)の試合が行われました。
本学からは、6人の選手が大西 健監督、元木 由記雄コーチの指揮のもと、関西代表選手として出場し、世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」予備軍との熱戦を繰り広げました。40対19でNZUの勝利となりましたが、関西学生の見せ場やチャンスが多く、見ごたえのある試合で大いに盛り上がりました。

下良 好純さん(経営・4年次)細野 裕一朗さん(法・4年次)森田 慎也さん(経営・3年次)李 智栄さん(経済・3年次)眞野 拓也さん(法・3年次)福留 諒佑さん(法・4年次)

試合後、みんなで記念撮影
両チーム選手入場
左から福留さん、李選手、細野選手、森田選手、下良選手、眞野選手

下良 好純 選手(経営・4年次)バイスキャプテン

今回は、NZ学生代表と対戦するということで、意識したことはありますか?

身長や体格の差があり、タックルをしてもボールがつながりやすいだろうと予想していました。対策としては、個人で戦わず、2~3人でタックルし倒し切る、ボールをつなげないということを念頭に置いてプレーしました。ある程度は狙いとおりの結果が得られたと思います。

前半の先制トライでは、見事なアシストをされ、会場が大いに盛り上がりましたが、その時の気持ちは?

下良 好純 選手
結果的に、トライできたので良かったのですが、実は、自分で前に進まず、すぐにパスをした方が良かったのではないかと後悔しました。
もっと周りの状況を見て、瞬時に良い判断をし、周りを活かすことができるようにしたいと思っています。

細野 裕一朗 選手(法・4年次)

NZ学生代表と試合をしてみて、どんな事を感じましたか?

中央:細野 裕一朗 選手
ポジションはプロップなのですが、相手チームとスクラムと組んだ時に「強い!」と感じました。
フィジカル面では、一人一人のレベルが高かったです。

他大学の選手とチームを組んでみて、発見はありましたか?

細野 裕一朗 選手
みんなの意識が高く、ラグビーに対してそれぞれの意見があり、自発的に発言する人が多かったので、チーム全体に活気がありました。
今回、関西学生選抜に選ばれて、とても良い刺激を受けました。

今後の目標をお聞かせください。

今回の経験をいかして、チームに貢献し「関西大学Aリーグ」で優勝したいです。

森田 慎也 選手(経営・3年次)

関西学生選抜チームとして出場してみて感想をお聞かせください。

森田 慎也 選手
レベルの高いメンバーの中でプレーすることにより、自分の役割を再認識し専念することができました。また、他のチームの選手と組んでみて、自分に対しても新しい発見をすることができました。

試合後、NZ学生代表の方と交流会があったそうですね。

短い時間でしたが、先ほどまで戦っていた選手と交流するというのは良い経験でした。
NZの選手は、試合中、緊張感が漂っていて厳しい表情でしたが、交流会ではにこやかで優しかったので、ONとOFFがはっきり区別できていて、見習いたいと思います。

ゴールキックをする時、会場全体に張りつめた空気が漂いますが、プレッシャーの克服法はありますか?

集中することです。自分なりのコース取りやタイミングなどを作り、普段からルーティンワークとして捉え、常に平常心を保ち集中するように努めています。少しでも弱気になったり考え事をすると、外してしまう気がします。

李 智栄 選手(経済・3年次)

NZ学生代表の選手には、190㎝や2mを超える選手もたくさんいて迫力がありましたが、自分らしいプレーができましたか?

李 智栄 選手
確かに体格の差は感じましたが、昨年、日本代表としてオーストラリア遠征に行った経験があるので、想定内でした。また、試合に出場した時間は短かったのですが、自分の長所である「積極的にボールにからんでいく」というプレーはできていたのではないかと思います。

最終的には負けてしまいましたが、前半、世界最高峰といわれているNZ学生代表を相手に、互角に戦う良い試合ができると予想されていましたか?

今回、NZチームは個の力でプレーしているのに対し、自分たちは、チームとしての動きが良かったと思います。 先制トライをあげた時、チームの状態が良いと確信しました。

これから、世界で戦いたいという夢をお持ちだと思いますが、体格の差を克服するために秘策はありますか?

フィジカルを強くするという課題は、トレーニングを積んで克服していかなければならないと思います。また、ラグビーをより深く理解することによって、プレーの質が上がり、世界でも戦っていけるのではないかと思っています。

眞野 拓也 選手(法・3年次)

NZ学生代表と試合をしてみて、相手チームの長所は何だと思いますか?

NZチームは一人一人の強さが長所だと思います。それぞれの選手が力強く粘りがありました。

関西学生代表チームの長所はどんなところだと思いますか?

眞野 拓也 選手
チームとしての完成度が高かったと思います。技術面では、スピードや低く質の良いタックルなどが良かったと思います。またチーム力としては、合同練習する機会が2~3回と少なかったのですが、年齢やチームの隔たりがなく、意見を言い合える良い関係でチームがまとまりました。

今回、関西学生選抜チームでプレーをして感じたことは何ですか?

みんなの意識が高いと思いました。ラグビーに対し一人一人が考えを持っていて、自分の意見を言う人が多く刺激を受けました。

福留 諒佑さん(法・4年次)主任マネージャー

今回は、マネージャーとして参加されたということですが、主にどのような仕事をされたのですか?

スケジュールの確認や用具の管理、練習会場から本番の会場の調査、また、協会の方との連絡係もしました。
本当に、たくさんの仕事があり、あっという間に大会当日が来た感じです。

選抜チームならではの苦労などありましたか?

普段、所属しているチームと違い、初めて話す人や年上で憧れの選手がいたりして、緊張しました。

大きなイベント(大会)では、問題が起こることもあったのではないかと思いますが。

予想外のことが起こりました。今回の経験を通じて、問題に対して柔軟対応できるようになったと思います。また、トラブルが起こらないよう伝達方法を工夫したり、人に頼らず自分で判断できるようにもなって、少しは成長できたのではないかと思います。

皆さん、試合中の厳しい表情とは違い、穏やかな笑顔でインタビューに答えてくださいました。
今回の貴重な体験を通して学んだことを、関西大学Aリーグ戦で発揮し、ぜひ優勝してほしいと期待しています。

(2015.05.28) 【写真提供:体育会本部編集局ほか】

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