Vol.070 硬式野球部4年次(川上さん・上川さん・山崎さん・ 平田さん・杉さん・今井さん)インタビュー

今回は、創部初となる明治神宮野球大会出場を果たした
硬式野球部4年次生のみなさんにお話を伺いました。

主将 川上 大貴さん(経済)・副主将 上川 和真さん(経済)・副主将 山崎 勇樹さん(法)・主務 平田 智宏さん(外国語)・杉 恒太郎さん(経営)・今井 新水さん(法)

硬式野球部での4年間で1番の思い出は何ですか?

川上)今年の春、関西六大学野球リーグ戦で、龍谷大学との第3戦に負けてしまいリーグ優勝がなくなった瞬間です。秋の全国大会出場は創部初となる快挙でしたが、それよりも、春に全国大会出場がなくなった瞬間が私には印象に残っています。

今井)個人的なことになるのですが、100安打を達成したことです。以前から、ずっと目標にしていたことですし、打った瞬間は夢中で走りました。1塁ベースに立って、落ち着いてまわりを見てみると、大学や友人などたくさんの方が応援に駆けつけてくださっていて嬉しかったです。

杉)初めて試合に出た時のことを鮮明に覚えています。1年次の秋リーグだったのですが、急に出番が回ってきて、とても興奮しました。高校までの試合とは雰囲気も違いましたが、緊張はしませんでした。

平田)今年の秋リーグで優勝した瞬間、川口の号泣を見た時と、関西選手権を敗者復活で勝ち抜き、神宮大会出場が決まった瞬間の山崎の号泣を見た時です。2回とも、仲間の嬉し涙を見て、優勝や全国大会(明治神宮大会)出場の実感が湧いてきました。

山崎)今年の秋の関西選手権の初戦で、奈良学園大学に負けましたが、敗者復活戦で最終的に雪辱を果たせたことです。あまりの嬉しさに号泣し、みんなと抱き合いました。

上川)秋の明治神宮大会です。ベンチ入りを果たせず、スタンドで応援することになったのですが、チームの勝利を願って心の底から応援することができました。

4年間、様々なことがあったと思いますが、自分の長所、役割は何だったと思いますか?

杉)大切な場面で奮起し、チームに良い流れを作ることです。春リーグで優勝できなかったのは、役割が果たせなかった自分に責任があると思っています。ストレッチをしっかり行い、身体のケアをした結果、秋は調子を戻すことができました。

今井)自分の役割は、塁に出ることを第1に考え、全力でプレーし駆け抜けることだと思っています。まず自分が塁に出ることによって、チームに活気が出ますし、勝利に繋がると思っています。

川上)自分は、練習中、試合中に関わらず、自発的に声を出しチームの雰囲気を盛り上げることができる人間だと思います。また、その役割が主将として望まれていると感じているので、率先して声をかけていくようにしました。

山崎)冷静に物事を見て、発言するところだと思います。チームのコンディショニングを担当していたこともあり、的を射たアドバイスを心掛けています。

上川)一言で「真面目」なところです。やるべきことをやります。

平田)あまり自分の長所がわからないので難しい質問ですね。

平田さんは、謙虚に答えられていますが、周りから見ていていかがですか?

今井)平田は、主務として2年間チームを支えてくれました。試合に出る選手と違って、なかなか脚光を浴びることがありませんが、とても過酷な仕事だと思います。

川上)主務は、様々な方と連絡を取ったり、手続きをすることが多い仕事なので、チームの“顔”として重要な役割を果たしてくれたと思います。

杉)選手が気づかないところで様々なことをしてくれ、よりプレーしやすい環境づくりをしてくれました。感謝しています。

山崎)平田がいることで、チームにまとまりが生まれます。

今井 新水さん
主将 川上 大貴さん
副主将 山崎 勇樹さん
副主将 上川 和真さん
主務 平田 智宏さん
杉 恒太郎さん

春に、最上級生になってみて感じたことはありますか?

川上)まわりをしっかり見て、練習への取り組む姿勢など、自分が率先して行動する重要性を改めて感じました。

今井)今までと変わらず、全力で野球に取り組む気持ちでいました。

杉)自分たちの代で戦力ダウンしたと思われるわけにはいかないので、チームを引っ張っていきたいという思いがありました。

平田)昨年よりもチームのために、自分に何ができるかということを考えることができました。その分、チームのためにできることも増えたと思います。

山崎)川上主将のサポート・フォローだけでなく、最上級生として、言わなければならないときに言える存在になろうと思っていました。

上川)3年次までは、自分が試合に出たいという思いが強かったのですが、4年次からは、自分が試合に出られなくても、チームの勝利を1番に考えられるようになりました。

今井 新水さん
杉 恒太郎さん
主将 川上 大貴さん

今年は、例年に増して応援席の盛り上がりがすごかったように感じます。創部初となる“明治神宮大会”出場を果たせた要因には、チームワークの良さがあったのではないかと思いますが、いかがですか?

明治神宮大会での応援風景

川上)試合に出る出ないに関わらず、本当にみんなで一丸となって戦えたと思います。1人1人が自分の役割を果たすことに徹し、一生懸命取り組んだ結果だと実感しています。

今井)同じ4年次生である山崎 大智(法・4年次)、木下 航希(経済・4年次)が先頭に立って応援で盛り上げてくれました。活気のある応援席を見ると、本当に心強かったです。

硬式野球部4年次生のみなさん

杉)1年を通じて感じることは、チームの雰囲気が明るく、みんなの口から全く愚痴が出なかったということです。楽しく練習しながらも、主将である川上が“やる時はやる!”という気持ちを、自らの行動で示していたおかげで切り替えができ、前向きに取り組むチームになっていたと思います。

平田)今年の4年次生は、入部した時からお互いに助け合ってまとまりが良く、その良さが出た1年だったと思います。

山崎)主将の川上と副主将の上川がしっかりしていたことが大きいです。自分も副主将ではありますが、2人が率先して動き、チームをまとめていました。

上川)副主将としての役割を理解して、チームをまとめられるようにやるときはやろうと思っていました。

先日の明治神宮大会で硬式野球部を引退されましたが、後輩に向けての一言をお願いします。

川上)学生スポーツは“チームとしてのまとまり”が大きな力になると思っています。これからも、チーム一丸となって関西六大学リーグ戦に臨み勝利を勝ち取ってほしいです。

今井)まずは、関西六大学リーグ戦で優勝すること。そして、さらに高い目標を掲げて全国大会でも勝ってほしいです。

杉)自分たちは念願であった“明治神宮大会”に出場することができましたが、初戦で負けてしまった悔しさが残っています。ぜひ、全国大会でも勝てるチームに成長してほしいと思います。

平田)今後は、「関西で勝ち抜くことは当たり前!」というような強いチームになり、関西六大学リーグ連覇、全国大会でも勝利を重ねるようになってほしいです。

山崎)良い伝統を残すためにも、自分たちの野球をして、全国大会でも勝てるチームを作ってほしいです。

上川)関西に留まらず、全国でも当たり前に勝てるチームになってほしいです。

関西六大学リーグ優勝の瞬間
勝村 法彦監督の胴上げ
関西六大学リーグ優勝

卒業後は、選手を続ける方、続けない方がいらっしゃるようですが、感想や今後の目標などお聞かせください。

平田)実際にやってみると、主務の仕事はとても大変でした。そのしんどさを乗り越えて今の良い結果があると思います。その経験を胸に社会に出ても、諦めず頑張ろうと思います。

川上)クラブの引退と同時に選手を辞めましたが、大学で完全燃焼できたのでとても満足しています。卒業後は一般企業に就職しますが、次の場所でも頑張ります!

今井)社会人野球で選手を続け、最終的にはプロ野球に入りたいと思っています。憧れの選手と言われるようになりたいです。

杉)私も社会人野球で選手を続けます。社会人野球では、今よりもレベルが上がり大変だと思いますが、大学で培ったことを大切にしてぶれずに、そしてプロ野球選手を目指して頑張ります。

山崎)4年間厳しい環境で学んだことを、社会という土俵でも活かせるように頑張りたいです。

上川)4年間、野球を通して学んだことを、社会でも通用するよう頑張ります。


インタビューを通して感じたことは、4年次生のリーダーシップとチームワークで勝ち取った全国大会だったのだと実感しました。真面目で男らしい川上主将、寡黙ながら秘めた物を感じさせる今井さん、明るくムードメーカーの杉さん、みんなを冷静にまとめ気遣いを見せる平田さん、一言一言に力を感じる山崎さん、真面目でまっすぐな上川さん…。それぞれ個性的な4年次生ですが、それが1つにまとまった時に大きな力を発揮したのでしょう。
みなさんの今後の活躍に期待しています!

(2015.01.01)【写真:体育会本部編集局ほか】

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