Vol.053 ラグビー部 李 智栄さん インタビュー

IRBパシフィックラグビーカップ2014(PRC)に
日本代表として出場されました
李 智栄さんにお話しを伺いました。

李 智栄さん(経済・2年次)

「IRBパシフィックラグビーカップ2014(PRC)」は、世界最高峰のリーグであるスーパーラグビーを目指している有望な若手選手が出場するため、非常に注目されている大会です。日本からは、日本ラグビーフットボール協会が2012年度(平成24年度)より実施している若手選手育成プログラム「ジュニア・ジャパン」のメンバーが日本代表として出場しました。

そのジュニアジャパンの一員としてプレーする李 智栄さんに今の心境を聞きました。

昨年の関西大学ラグビーAリーグで、1年次生ながら“ベストフィフティーン”に選出されたと伺っています。おめでとうございます。

IRB Junior World Trophyの金メダルを胸に学生部長へ報告
ありがとうございます。自分のポジション(フランカー)は、各大学に有名な選手がプレーしているのですが、その中から選ばれたので素直に嬉しいです。

“フランカー”というポジションは、スクラムの時に相手にプレッシャーを与えたり、攻撃時にはいち早くフォローしたり、“走・攻・守”のバランスが大切な、とても難しいポジションだと思いますが、こだわっていることはありますか?

インタビューに応える李さん
高校時代もフランカーだったので、大学に入ってもこのポジションで活躍したいと思っていました。自分では、誰よりも走って、誰よりもボールを持ち、積極的にタックルに行き、気持ちの入った強いプレーでチームを引っ張っていく役割だと思います。

大学に入ってますます力を付けられたとお聞きしましたが、何かきっかけはあったのですか?

ラグビーに対する取り組み方が変わったと思います。以前から、真剣に取り組んでいたつもりですが、努力し実力をつけたら認めてもらえることを実感し、さらに上を目指して頑張ろうという気持ちになりました。
関西大学ラグビーリーグ戦 関西大学戦で3トライをあげた李さん
関西大学ラグビーリーグ戦 同志社大学戦で先制トライを決めた李さん
昨年の全国大学選手権大会

日本代表チームでの練習や試合で、何か感じたことはありますか?

練習では、周りのレベルが高いので常に刺激がありました。ミスすることに対して厳しくなったと思います。練習のための練習はせず、常に試合を意識して練習に取り組むことができました。自分自身が学んで成長できたと思います。試合では、筋肉量が多く、恵まれた体格の外国人選手と対戦してフィジカルの違いを感じました。(フィジカルが負けている中での)瞬間的に行うプレーチョイスや、アグレッシブにプレーする大切さを感じました。また、日本のラグビーでは、あまり外国のチームと試合をすることがないので良い機会になりました。

李さんのプレーの長所はどういうところですか?

日本代表のチームでは、協調性を大切にしながら、自分の持っている良いところ(タックルで倒すなど)をなくさないようにしています。
本学のチームでは、自分がボールを持って、誰よりも走り、相手を抜いていくという意識でプレーしています。

ラグビーだけでなく、勉強面もしっかりと取り組まれているようですが、大変ではないですか?

将来、ラグビー選手として一流になりたいと思っています。そのためには、ラグビーだけでなく様々な事を学び視野を広げ、人間的にも成長することが必要だと思っています。今は、授業にもできるだけ出席して勉強しようと思います

今後の目標を教えてください。

チームとしては関西大学Aリーグ優勝、全国大学選手権大会ではベスト4を目指しています。
個人では、常に初心を忘れずに自分がチームを引っ張っていくというのを心に刻んで、優勝に導きたいです。チームにプレーで貢献できたらと思います。

大きくがっしりとした体格に似合わず、優しく謙虚な態度にとても好感が持てました。
目標に向かって、コツコツと地道に努力を重ねる姿からは学ぶべきものが多いように感じます。
これからの活躍に期待して、応援していきたいと思います!

(2014.05.01)
【記事・写真:体育会本部編集局 眞柴 健さん(法・2年次)】

※今年2月から20歳以下日本代表(ジュニア・ジャパン)として活動してきた報告のために、学長室(広報)を訪れた時の様子が本学Facebookに掲載されています。ぜひ、ご覧ください!

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