Vol.048 居合道部 渡邉 真司さん インタビュー

今回は「平成24年度京都府スポーツ賞」
「平成25年度京都市スポーツ賞」を受賞された
平成24年度 居合道部 副主将の
渡邉 真司さんに話を伺いました。

渡邉 真司さん(法・4年次)
居合道とは、武道の一種ですが、実際に対戦相手と向き合って戦う剣道や柔道などとは違い、対戦相手と実際に斬りあうのではなく、「形」を演武し、審判員が評価することで勝敗を判定する競技です。

居合道を始めた理由をお聞かせください。

小学2年生から約10年間剣道をしていましたが、大学入学をきっかけに何か新しいことを始めたいと考えていました。そんな時、剣道の竹刀と居合道で使用する刀(模擬刀)が似ていて親近感を感じ、今まで全く体験したことのない競技を始めるよりも、取組みやすいと思い居合道を始めました。

剣道と居合道の違いを教えてください。

違いはたくさんあると思いますが、最初に感じたのは竹刀と刀の重さが違うということです。竹刀は、軽く手首のスナップを効かせて振ることが重要ですが、刀は重いので竹刀と同じように振ると手首を傷めてしまいます。

入部当初、苦労したことはありますか?

刀を上手く振ることができなかったことです。手首を使わずに振ろうとすると、腕全体がぎこちない動きになり上下運動の筋力トレーニングをしている状態になってしまいました。1年次生の6月ごろになって、ようやくまともに振れるようになりました。

大学生活の4年間で1番思い出に残っている事はありますか?

一昨年の全日本学生大会のときの個人戦での優勝です。まさか、優勝できるとは思っていなかったので、優勝が決まった直後は、茫然として何も考えられなくなったのですが、その後、徐々に実感がわいてきました。

大きな大会で優勝できた勝因は何ですか?

あまり緊張せず、いつも通りにできたことだと思います。
以前は、緊張のため体調を崩したりしたのですが、その弱点を克服するために、出来るだけ大会に出場し経験数を多くすることによって、自分の精神面や体調面をコントロールできるようにしました。

全日本学生大会個人戦で、昨年度は優勝、今年度は準優勝されていますが、強さの秘密は何だと思われますか?

全日本学生大会団体戦 準優勝のメンバー
居合道は、実際に対戦相手と戦うわけではありませんが、目の前に相手がいると想定して「形」を行います。剣道を経験していることによって、相手に臨む態勢というか気持ちが想像しやすく、居合道にも生きているのではないかと思います。

大学を卒業されても、居合道は続けられますか?

実際に就職してみないとわかりませんが、可能であれば続けたいと思っています。けれど、まず仕事優先で頑張るつもりです。

春から社会人になられますが、抱負をお聞かせください。

居合道は、武道なので礼儀作法を身につけることができました。また、目標を持ちそれに向かって前向きに取り組むことができるようになりました。これらを生かして社会人として恥ずかしくない行動をしていきたいです。

渡邉さんの、そして居合道部の今後の活躍にご期待ください!

(2014.02.19)
【記事・写真:体育会本部編集局 裏久保 晃司さん(経営・2年次)】
【写真:団体写真 居合道部提供】

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