Vol.041 空手道部 久保 弘樹さん インタビュー

今回は、「第8回世界ジュニア&カデット21アンダー空手道選手権大会」で
個人 形の部で見事、優勝された久保 弘樹さんにお話しを伺いました。

久保 弘樹さん(法・1年次)
11月7日(木)~10日(日)、スペイン・グアダラハラで「第8回世界ジュニア&カデット21アンダー空手道選手権大会」が行われ、空手道部の久保 弘樹さん(法・1年次)が日本代表として、21歳アンダーの「男子 個人形」の部において優勝されました。

大会当日の様子はどのような感じでしたか?

日本の大会は、選手も観客も大きな声を出すようなことはあまりなく、緊張感があり静まり返った中で行われます。比較的、集中しやすい環境で行っていると思います。今回の世界大会は、様々な国の選手が参加しているので、全く雰囲気が違いました。観客が、笛を吹いたり、椅子を叩いて音を出したりして、まるでサッカーの試合のような声援が飛び交うので驚きました。集中しにくい反面、良い形を演じると、一気に盛り上がり応援してくれます。
決勝戦では、相手がヨーロッパの選手だったこともあり、大変な盛り上がり方をしていたので、「負けた!」と思ってしまいました。結果は僅差の勝利だったのですが、世界の大会で勝てたことがとても嬉しかったです。

大会の感想を聞かせて下さい。

高校生の頃、ジュニアのアジア大会に出場したことはありますが、世界大会に出場するのは初めてだったので、海外の選手がどのレベルなのか全く見当がつきませんでした。
空手の形競技では、2人または複数人で競い勝敗が決まるのですが、基本的な技や姿勢を組み合わた演武を行い、審判員が演武者の優劣を判断したり、得点で競ったりします。たくさんある演武には、それぞれ名前がついており、難しさによって難易度も決まっています。一般的に、日本人が得意とする「形」があるのですが、今回、対戦した相手はそれを把握したうえで、その形に勝ちやすい「形」を選択してきました。しかし、試合前に日本のコーチが、対戦相手の得意な形を調べて対策を練ってくださいましたし、自分の長所である「決めのツキの力強さ」を意識して演武をしました。その結果、優勝することができたので嬉しいと同時に感謝しています。

普段の練習は、どのくらい行っていますか?

平日は、大学で毎日2時間半ほど練習しています。休日も、以前から通っている道場で同じくらい練習しています。道場では、形を見てくださる先生がいらっしゃるので、大切な時間だと思います。今後はさらに練習時間を増やし、上を目指していきたいと思います。

今後の目標をお聞かせください?

最終目的としては、世界大会のシニア部門で優勝することですが、その前に、今年、全日本学生選手権大会で負けてしまったので、来年こそは優勝したいと思っています!

(2013.11.28)
【写真・記事:新聞局 大川 ひかりさん(経済・3年次)】
【写真提供:(公財)全日本空手道連盟】

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