Vol.036 ダブルダッチサークル ダッチゃ 北村 隼也さん、西本 滉平さん インタビュー

9月13日付けで届出団体より志学会直属団体(公認団体)に昇格された
「ダブルダッチサークル ダッチゃ」の現主将 北村 隼也さんと
次期主将となられる西本 滉平さんにお話しを伺いました。

北村 隼也さん(法・3年次)、西本 滉平さん(経営・2年次)
ダブルダッチとは、2本の長縄を使って縄跳びをしながら、ダンスやアクロバットを組み合わせた競技です。単純に縄を跳んだり、アクロバットを行うだけでなく、テーマに合わせた衣装や音楽を使用し、複雑な表現や動きをしたり、芸術的な要素を組み込んでいるので、初めて見る人でも一目で興味を持ち楽しめるスポーツです。日本では、1996年に「日本ダブルダッチ協会」が発足し、最近は、関西大会だけでなく全国大会、世界大会なども開催されています。
2010年には、本学の学生が日本代表として世界大会に出場し第3位に入賞するという輝かしい実績も残しています。

届出団体から志学会直属団体(公認団体)に昇格された感想をお聞かせください。

届出団体の頃から、みなさんの持っておられる“届出団体”のイメージよりも練習量は多く、競技に対して取り組む姿勢も真面目にやってきたつもりなので、活動内容としては、あまり変わることはないと思います。ただ、これからは“志学会直属団体(公認団体)”という立場になるのですから、大学の名を汚さないよう、普段の言動も気をつけなければならないと思っています。

夏に京都で行われた大会を見せていただきましたが、想像していたよりもレベルの高いアクロバットが入っていて驚きました。

大会で良い成績をおさめるには、年々、求められる内容のレベルが高く複雑になってきているので、難しい技、新しい技への挑戦を怠るわけにはいきません。

危険な技を行うために、普段、どのように練習しておられますか?

技のレベルが高くなるにつれて、危険な練習を行わなければならないので、最近は怪我をする部員が出てきました。何か良い方法はないかと考えていたところ、大学の体育会クラブをお世話していただいている武田トレーナーからアドバイスをいただき、週に1回、本学の器械体操部のトランポリンや分厚いマットを使わせていただき、練習を見てもらえることになりました。

常に上を目指して頑張れる“力の源”は何ですか?

北村)ダブルダッチは、単に技を競うだけでなく、自分たちの方向性や表現したい内容に合わせて音楽や振付、演技構成、衣装までも考えていかなければなりません。それを、大会などで披露した時、審査員や観客の方々に共感してもらえ、会場が一体になった時に達成感があり、今までの苦労が一瞬で消えてしまいます。

西本)さっきもお話していたように、ダブルダッチには様々な技が欠かせません。毎日、毎日、たくさんの時間を費やし練習している時は、しんどく感じることもありますが、新しいことが出来るようになった時は、とても嬉しくて苦労を忘れて、また次の目標に向かうことが出来ます。

見ている人も楽しめるダブルダッチですが、学生のみなさんが見る機会はありますか?

11月の神山祭の時に披露するので、ぜひ見に来ていただきたいです。大会とは違うグループを組んだり、普段よりも大人数でパフォーマンスをしたりします。また、3年次生は神山祭を最後に引退しますので、3年次生から2年次生へ、2年次生から3年次生へ思いを込めて、お互いのパフォーマンスを交換して披露する予定です。

神山祭後、主将に昇任される西本さんは、今後、ダッチゃをどのようなクラブにしたいと思っていますか?

精神面では、みんなが一人の為に考え動けるような、団結したクラブになっていきたいと思っています。また活動面では、体育会昇格を目標として、高い意識を持ち練習内容を更に活発に活動していきたいと思っています。また、再び世界大会にも出場できるようレベルアップを目指して頑張ります。

誰もが小さな頃に親しんだ遊具“縄跳び”を、魔法がかかったように動かし、さまざまな表情を見せるまでに自由に操るには、弛まぬ努力があってこそだと、改めて感じました。
“ダッチゃ”は、大会だけでなく地域交流としての活動も活発に行っていて、地蔵盆やクリスマス会などのイベント出演に引っ張りだこの人気クラブです。年齢や性別を問わず、見ている人を楽しませることができる、とても興味深い競技なので、まずは神山祭でのパフォーマンスを見に来てください。

(2013.10.08)

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