Vol.023 体育会編集局、文化団体連盟本部対談

2012年度リニューアルした「課外活動サイト」の
取材活動された方々の中から、
代表者3人に、1年を振り返った感想を伺いました。

昨年度、春に本学HPの「課外活動サイト」がリニューアルしました。
それに伴い、様々な視点からクラブで活躍する人達を取り上げる企画として始まった『クラブの星』。

「課外活動サイト」について1年間の取材活動された、体育会本部編集局(以下、体育会)から、峯松 和成さん(法学・3年次)、岡崎 詩歩さん(法学・3年次)、文化団体連盟本部(以下、文連)から、山口 武尊さん(経営・2012年度卒)の3名に話を伺いました。

1年間を振り返って、感じたことはありますか?

峯松:体育会は、文連に比べてクラブ数が多く、試合などの活動も頻繁に行われます。その活動を、自分たちが数多く取材し、情報発信することによって、たくさんの方々に興味を持ち、注目していただけるようになったことは、良かったと思います。

山口:文連は、体育会のように「本部」と「編集局」というように、報道局として独立したものがないので、両方の仕事を行うことになり、文連全体の負担が増えたように思います。
そして、文連の取り上げるクラブは、体育会のように勝ち負けで結果を表すものではなく、イベント開催など、取り上げる話題が限られていて、あまり更新できなかったのが心残りです。
また、1年目ということで、試行錯誤の状態だったと思います。

岡崎:課外活動サイトを通し、学外からのアクセスが増えました。学内外に、本学のクラブ活動や選手の活躍を広める意味で貢献出来たと思います。
メジャーな競技だけでなく、注目を集めにくかったマイナー競技の活動にも、取材に行き、HPで活動を伝えることによって、クラブ全体の活躍が発信できたと思います。

山口:どのクラブも取材に応じてくれた人たちからは、クラブに対しての熱意が感じられました。活動に対しての努力は尊敬に値すると思います。

取材対象者の人選について、どのような話し合いがありましたか?

文化団体連盟本部 担当者:山口 武尊さん

峯松:初回は、川北 靖之学生部長と志学会執行委員長の松井 卓也さん(理学・2012年度卒)との対談でした。課外活動における大学側の代表として川北学生部長と、大学の学生代表として志学会執行委員長である松井さんの対談を取り上げました。

岡崎:できるだけ、他の人も納得いく人選を心がけました。

峯松:世界大会の出場が決まり期待されていた空手道部の荒賀 龍太郎さん(経営・2012年度卒)や自転車競技部の木村 圭祐さん(経営・4年次)は、実力や話題性もあり選びました。
しかし、世界大会レベルを前提に人選しようとすると、頻繁に更新することが難しくなってしまい、調整しながらの1年でした。

岡崎:結果的に、人選が偏りすぎたと思います。

山口:文連の最初の取材は、「お知らせ」で掲載した、神山交響楽団の定期演奏会でした。
体育会とは違い、クラブの活動結果が成績として目に見えるものではありません。取材対象者は、学内に貢献し結果を出している人を取り上げようと話し合いました。
「クラブの星」では、今年度、直属団体から文連に昇格した「フラメンコクラブ」と「法律相談部」の主幹にお話を伺いました。しかし、1年を通じて頻繁に人を見つけることが出来ませんでした。
その他、情報不足などもあり、更新頻度は少なかったと思います。今後、学内でもたくさんの活動をお知らせできるよう、情報収集について検討する必要があると思います。

まだ、模索中の「クラブの星」ですが、これからどうしていきたいですか?

体育会本部編集局 担当者:岡崎 詩歩さん

峯松:人選について、大きな大会に出たり、何かの選抜に選ばれたような「すごい人」に限定しなくても良いと思います。

岡崎:そうしてしまうと、クラブに偏りが出ると思いますし、見方を変えて、たくさんの「頑張っている人」を幅広く取り上げていきたいです。

峯松:武道系のクラブは大会が少なかったり、成績や順位がつかない競技もあります。そのようなクラブをどう取り上げられるかが今後の課題だと思います。

岡崎:「クラブの星」なので、基本的には、現役の大学生選手に注目して取り上げたいと思っています。一方で、活躍されているOBの方やクラブ活動に大きく影響を与えてくださっている方々などの取材も考えているので、基準をどうしていくかも、決めていかないといけないと思います。

山口:偏りをなくした取材をしていきたいです。
そのために、もっと大学と連携を図っていきたいと思っています。
大学側での場所の提供もお願いしたいです。

岡崎:人選に困るので、クラブ生だけでなく一般学生からも、取材してほしい人を募集するという方法も検討しています。そうすることによって、可能性が広がっておもしろくなり、色々なクラブの熱意がより伝わりやすくなると思います。私たちの持っている情報だけでは、全クラブに目を配るのが難しいのが現状です。

山口:また、クラブの中から一人に絞ってしまわなくても良いと思いました。
クラブ全体で「星」になっていこうとしている、と解釈すれば、「クラブの星」も幅広く取材できるようになっていくと思います。そうすれば、より多くの情報を掲載することできるでしょう。団体で活動しているクラブには、そういうのも良いと思います。

峯松:学生自治団体に関しては、今後、新聞局と協力していけるとよりやりやすくなるのではないかと期待しています。

クラブの星の取材を経て、クラブ生に一言お願いします。

課外活動サイトの取材を行うことによって、さらに各団体の活動を知るきっかけとなりました。今後も、たくさんの団体へ取材に行って、活動を伝えていきたいと思っていますので、より一層、熱意を込めて活躍してほしいと思います。

<取材を終えて>
今年度より、初めて試みとなった「課外活動サイト」の取材に対して、とても真剣に考えていることがわかりました。 「課外活動サイト」初期担当者である3名の思いを、今後の活動に反映させていきたいと思います。

(2013.04.26)
【記事・写真 体育会編集局:浦野 礼奈(文化・2年次)】

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