Vol.014 オリックス・バファローズ 平野 佳寿投手インタビュー

本学卒業生であり、
現在オリックス・バファローズで活躍している
平野 佳寿投手にお話を伺いました。

本学硬式野球部が関西六大学野球連盟秋季リーグ戦で優勝した感想をお聞かせください。

オリックス・バファローズ
平野 佳寿投手(2006年経営学部卒)
優勝してくれて嬉しかったです。プレッシャーの中で、最後まで頑張れた岩橋投手はすごいと思います。
勝村監督には、この7年間「優勝してください!」と言い続けていました。優勝が決まった直後に電話で話しましたが、とても嬉しそうだったし、ほっとされていたと思います。

平野投手が学生時代、部活動を通して学んだことは何ですか?

大学で学んだことは、監督の下で、野球をするだけでなく、社会に出るために人として必要なことも教えていただき成長しました。
野球選手としては、単に技術面だけを考えるのではなく、自分自身の体について観察し考え、体も作ることができました。おかげで怪我もなく順調に過ごせましたし、調整力がつきました。

大学の友達で、今も連絡を取り合っている方はいらっしゃいますか?

プロラクロス選手の山田 幸代さん(2005度経営学部卒)とは、今でも会えば食事に行きます。彼女は、とても前向きで尊敬しています。
元千葉ロッテマリーンズの光原逸裕投手(2003年法学部卒)とは、5年間ほど同じチームでプレーしました。彼は、自分に厳しくお手本とする選手でした。同じチームにいた時には「お互いプロ同士だから、ライバルとして切磋琢磨して頑張っていこう!」と声をかけていただきました。
本学総合グラウンド屋内練習場で自主トレをされる平野投手

大学在学中で、一番印象に残っていることは何ですか?

3年次の秋の関西六大学連盟リーグ戦で、初めて優勝投手になったことです。また、4年次生の春に、全国大会出場を果たし、大きな舞台で一勝したのも印象に残っています。

プロ野球の世界へ入った一年目はどうでしたか?

先発として期待されているほどの活躍はできませんでした。一年目は、新人王争いをしましたが、八木智哉投手(当時日本ハムファイターズ)の成績がとても良かったので、残念ながら新人王には手が届きませんでした。自分には、まだ経験が足りないような気がしました。しかし、抑えるべきところは抑えることができたので、自分が今までやってきたことは間違っていなかったという自信もできました。
その後、監督から中継ぎで起用された時は、すぐに気持ちも切り替えることができました。

スランプや壁に当たった時は、どのように乗り越えていますか?

プロの世界は実力がものを言います。調子が悪いときでも甘えることはできません。打たれた時は「こんなんじゃ、あかん!絶対に抑えなきゃならない。」と気持ちを強く持って自分に言い聞かせています。

2011年に、「最優秀中継ぎ投手」を獲得された感想をお聞かせください。

2011年は、調子が良くうまく投げられました。シーズンを通して、全力で投げ続けた結果、「賞」をいただけたという感じです。しかし、打たれるシーンもあって、自分では「もっと抑えられたのではないか」という反省点もありました。それは、その年だけではなく、2012年も終わってみると、同じような反省点が見つかります。

今は自主トレを行っていますか?

はい。チームメイトであるオリックスの岸田護投手と、横山徹也捕手と一緒に自主トレを行っています。今の時期は、ウェイトトレーニングを中心とした身体作りをしています。

後輩である本学の硬式野球部に一言お願いします。

一人でも多く社会人野球、プロ野球の世界に入って頑張ってほしいと思います。僕も、できるだけ長くプロの世界で活躍したいと思っています。また、今年のように関西六大学リーグで優勝を毎年一回はできるように、普段から練習を怠らず取り組んでほしいです。

本学学生に一言お願いします。

僕の好きな言葉で、「一所懸命」という言葉があります。一つのところに気持ちを向けて頑張るという意味で、「一生懸命」より好きです。僕の経験から、勉強する時はする。休む時は休む。メリハリをつけると楽しい学生生活が送れると思います。

(2013.01.25)
【記事 体育会本部編集局 佐藤 孝樹(法 1年次)】
【写真 体育会本部編集局 峯松 和成(法 3年次)・浦野 礼奈(文化 1年次)】

PAGE TOP