Vol.010 バレーボール部 松本 康祐さん、小塩 亜里沙さんインタビュー
関西大学バレーボール連盟春季リーグ戦で男子が1部昇格を果たし、
男子女子共に1部リーグ戦で活躍しているバレーボール部。
今回は対談という形で、チームを引っ張る主将のお二人にお話を伺いました。
クラブ活動をする中で、高校と大学で違いを感じますか?

松本:全然違います。例えば、練習メニューなどは自分たちで考えています。
小塩:高校の時と違い、自主的に動くことが多くなったので、責任の重さが違うと感じています。
松本:それから、自分自身としては、よく怒るようになりました。
小塩:私は、怒らなくなりました。
松本:男子の場合は、怒らないとけじめがなくなり、だらけてしまいます。一人でもそんな人がいると、他の人にも悪影響が出てしまうので、厳しくしています。女子は、そういったことは、自分で考えて出来ていると思います。
小塩:女子は怒った方が出来なくなります。勝ちたいという気持ちがあるのは、よく分かっているので、怒らずにその気持ちを引き出してあげられるように心がけています。
キャプテンとして、試合中どんなことを意識していますか?
小塩:自分はまだキャプテンとして未完成なので、どうしていいか分かりません。勝っている時は、チームの雰囲気も自然と良くなりますが、負けている時は消極的なプレーになってしまいます。
松本:逆に男子は、負けている時は「当たって砕けろ」の精神でぶつかっていくので、良い感じに切り替わっていけます。しかし、切り替えが上手くいかない場合もあるので、難しいです。
小塩:強いチームに当たると、その名前に負けてしまっている気がします。相手が下位のチームだと出来ることが、上位のチームには出来ない場合があります。そういう時は、下級生にどう声をかけていいのか分かりません。
松本:僕は、下級生を意識して特別に声をかけることはありません。ミスしてもいいから思いっきり自分のプレーをするようにだけ言っています。責任は4年次生が取るつもりでいます。ただ、その分、練習は厳しくします。



強いチームと弱いチームとの違いは何だと思いますか?
小塩:些細なミスをしないことです。小さな差が積み重なって、チーム全体の強さの違いにつながると思います。
松本:気持ちの切り替えのうまさが違うと感じます。強いチームは、ミスをしてもすぐに切り替えられていますし、弱いチームは、ミスをすると暗くなって悪循環になってしまいます。
チームにとって、顧問や監督など指導者の方々は、どのような存在ですか?

松本:少しでも多く勝ちたいと思っているので、自然と指導者を頼る気持ちが出てきます。
小塩:次にどうしたらいいのか、自分たちが分からなくなっている時でも、きちんと受け止めてアドバイスをしてくださいます。コートの外と内では見えるものが違うようです。
松本:指導者の方やベンチのメンバーが、コートの外から大きな視野を持って指摘してくれることによって、気づくことがたくさんあります。
最後に、本学の学生にメッセージをお願いします。
小塩:試合では、普段の自分達とは違う表情でプレーしているので、応援に来ていただけたら、きっと楽しんでいただけると思います。私達も、応援に来てもらえると、とても嬉しいですし、会場の雰囲気も味方につけられるので、心強いです。
松本:自分達は、目標を持ってバレーボールに取り組んでいます。本学には、他にも目標を持っている人がたくさんいると思います。自分たちが、目標を達成しようとしている姿を見て頑張ろうと思ってくれたら嬉しいです。是非、応援に来てください。
インタビューを終えて
同じバレーボール部のキャプテンとして、チームを引っ張っている松本さん、小塩さん。普段から交流があるお二人は、仲が良く、和気あいあいとした雰囲気の楽しい対談になりました。
また、雑談を交えたときでも、バレーボールの話題が出るほど、日頃から熱心に取り組んでられることが感じ取れました。
(2012.10.19)
【記事・写真 体育会編集局 浦野礼奈(文化学部1年次)】