Vol.006 硬式野球部 西村 綾乃さん インタビュー

今春の関西六大学リーグ戦では優勝争いを演じるなど
好調を見せる硬式野球部。
そんな躍進を陰で支える女子マネージャーの
西村 綾乃さんにお話を伺いました。

まず、硬式野球部のマネージャーになろうと思ったきっかけは何ですか?

西村 綾乃さん(経済 4年次)
以前、ソフトボールをやっていたのですが、ソフトボールと野球は似ているところが多いことから、野球がとても好きになりました。だから、高校入学時は野球部のマネージャーをしようかと迷いましたが、その時はやりたかったソフトボールを続けました。でも、大学では絶対に野球部のマネージャーになろうと決めました。

これまで約3年半のマネージャー生活を振り返ってみてどうですか?

硬式野球部のメンバー
1年次生のころは何も出来なかったし、何をすればいいか分からなくてぼーっとすることが多かったです。でも今は、後輩もできて、自分がしなければいけないことや自分の役割が分かってきて、しっかりできるようになりました。1年次生の頃に比べたら本当に成長したと思います。

普段はどういった活動をされていますか?

主に学校や連盟に提出する書類の作成や、OBやスカウトの方がいらっしゃった時の対応、春と夏に行われるオープン戦やリーグ戦の運営などです。またリーグ戦では、本学の試合がなくても、他大学の試合があれば球場に行き、試合のウグイス嬢などをやっています。目上の方たちと接することが多く、きっちりとした対応が求められるので大変です。
産龍戦

やりがいを感じるときはどういったときですか?

試合に勝った時は、もちろん嬉しいです。また、特にマネージャーをやっていて良かったと感じられるのは、試合を見に来てくださる保護者の方々からいただく言葉です。試合に勝った時は『良かったね』とか、負けた時でも『明日勝ったら大丈夫やで』と声をかけたくださると本当に嬉しいです。

西村さんがマネージャーとして心がけていることを教えてください。

マネージャーは「野球部の顔」というか、自分たちの行動が野球部全体の評価に関わってきます。人と接する機会が一番多い立場なので、監督からも選手よりマネージャーがしっかりしていないといけないと言われています。だから、自覚と責任感を持って、常に見られているという意識を持って行動しています。

選手の皆さんとはどういったコミュニケーションをとっていますか?

選手のみんなと仲が良いですし、よく話します。最近は、後輩の部員が多くなりましたが、後輩にも言わなければいけないことはしっかり言いますし、時には厳しく言うこともあります。

番印象残っている出来事や試合はありますか?

先日行われた産龍戦が印象に残っています。大学からも多くの人に応援に来ていただきました。私が入学してから一番多かったと思います。その日は、放送室から観客の皆さんが見えました。本当にたくさんの方がいらしたのでとても印象に残っています。

最後に、マネージャーを務める西村さんが思う本学硬式野球部の魅力を教えてください。

魅力は、関西六大学野球連盟には6チームあるのですが、その中でも一番挨拶ができるチームだと思いますし、みんな真面目で振る舞いなどを見ても、しっかりできていると感じます。また、今年のチームは雰囲気がとても良く、春季リーグ戦では好調で、秋季リーグには優勝の期待がかかっています。
4年次生を中心に部員全員が『神宮に行きたい』と強く思っているので、チームがしっかりまとまってきているのだと思います。私自身も最後となる秋季リーグで優勝して、神宮に行きたいと思っています。


インタビューを終えて

80名を超える部員を陰で支える西村さん。マネージャーは仕事も多く大変だと改めて感じました。本学の体育会クラブには西村さんのような「縁の下の力持ち」がたくさんおられると思います。そのような方たちのサポートがあってこそ、選手は競技に集中できるのであり、「助け合い」って大切だと感じました。

(2012.07.05)
【聞き手・構成:体育会本部編集局 岡田 賢(経済 3年次)】
【写真:体育会本部編集局 長野 稜(法 3年次)】

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