060620 4年次・吉野綾希子訳

2006年6月20日付雑誌テンポ・オンラインより

住民 半永久的家屋の建設開始

バントゥールで、地震犠牲者たちが、去る5月27日の地震によって崩れ落ちた家の瓦礫の山の残り木で、半永久的な仮設住宅を建設し始めた。彼らはその仮設住宅を、家の瓦礫の跡や、彼らの敷地の庭に建設している。


バントゥール、ドゥリンゴ郡、テロング村の避難テントは、約3×5平方メートルの大きさの小さな家に変化した。その数ある仮設住宅のなかの一部では、崩壊した家の以前のドアや、板を壁として使用している。


「私たちは、木の壁がある家の中で、まだ残っている貴重品を保管しなければなりません。私たちの品物は、ここに保管できることで、より安全なのです。」と、住人の1人であるヌルヤディさん35歳は述べた。


板の壁をもつ、半永久的な家屋は、より快適に住むことができる。なぜなら、夜になっても寒すぎず、昼は暑すぎないからである。「また、隙間がなく、部屋がより整備されているので、より安全です。」と、まだ数ヶ月しかならない子供を、やむを得なくテントへ連れてきたヌルヤディさんは語った。けれども、住民の大部分は、まだ瓦屋根の建設を恐れている。


同様の雰囲気が、スルマン、プランバナン県、スンブルジョ村のブルジョ地区で見られる。住民の家の90%が崩れ落ちたその村は、再び元に戻り始めた。この村では、住民が、帆布屋根や、地震後の第一週目に彼らが使用していたテント生地を使い、元の家の床の上に、半永久的な仮設住宅を建設した。


(2006年7月7日、4年次・吉野綾希子訳)

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