060529 3年次・松本明子訳

2006年5月29日付バリ・ポスト紙より

援助の配給は問題がある

政府はジョグジャカルタと中部ジャワの一部の地域で、援助物資の配給にはまだ問題があることを認めた。5月29日月曜日、ジャカルタのChazali Situmorag 社会省援助・社会保障局長は、中央政府と州政府は直ちに災難の犠牲者のために食料の援助を送らなければならないと言った。


「今日、私は報告を受けた。まだ援助が少ないことが明白になった、つまりまだすべての人が必要とする食料の援助を得ることができていない」と言った。
今日、彼は、政府が一人当たり1日400グラムの米が必要だと仮定して、被災した17の郡にそれぞれ5トンずつの米を送ったことを明らかにした。「それで1週間分は十分だが、今日、私が受けた報告によれば、米のストックがなくなり、まだ配給割り当てを受け取っていない人たちがいる」という。


Chazaliによれば、その配給の障害は、県と郡レベルではまだ調整がうまくいっていないから起こったそうだ。「その米は地震後の初日にはBantul県にあった。しかし地方政府は、雨だったので郡への送付を延期することを決めた。緊急事態だから、どういう状態であろうとも、送るべきだった」と明らかにした。


彼は一方、社会局を持たない県なのでBantul地方政府と直接調整を行う難しさをもまた明らかにした。「Bantulには社会局すなわち社会の多くの問題に対処する責任を持つ部署がない。だから、私たちは直接調整ができなかった」と語った。


(2006年7月6日、バリ・ウダヤナ大学留学中、3年次・松本明子訳)

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