060531 4年次・森本洪太訳

2006年5月31日付コンパス紙より

救援活動 大学のボランティアチーム派遣

ジョグジャカルタ コンパス


いくつかのジョグジャカルタの大学は、ジョグジャカルタの地震被災者達を援助するために物資輸送やボランティアチームの派遣を引き続き行っている。
そのチームは大学教師、学生、医療スタッフから成る。彼らは必要とされている間、引き続き援助にあたる。


地震発生からの数日間は、援助は特に援助が届いていない地域の被災者たちへの物資輸送の分配という問題に焦点が当てられた。
「バダン学生会」「学生隊」「自然愛好学生団体」「ボーイスカウト」など、いくつかのキャンパスからのいくつかの学生グループは、それぞれ独自に直接援助活動をするためバントゥル県に入り始めている。


5月30日、インドネシア・イスラム教大学長のエディー・スアンディー・ハミド教授は、物資輸送がドリンゴのように人里離れた地域へ直接行き渡らせられるように手配すると表明した。また、「物資輸送のほかに、私たちは医者と医学生からなる共同医療チームも派遣した」と述べた。


ジョグジャカルタのサナタ・ダルマ大学、アトマ・ジャヤ大学は、それぞれ地震情報センターを開設した。サナタ・ダルマ大学広報部のユナウニ・マリウティさんは、大学当局はバントゥル県で勤務についているボランティアチームを助けるためにキャンパスで共同の炊事場を設置すると表明した。


それとは別に、アトマ・ジャヤ大学、第三学長補佐トニー・ポンゴさんは、初期段階での大学からの援助は、物資輸送という問題に焦点が当てられると述べる。アトマ・ジャヤ大学の社会献身団体によって調整されている救援活動は必要とされる限り、続けられるだろう。「復興の状態に合わせるのであり、私達は時間を区切ることはしない」と述べた。


その一方、ジョグジャカルタのガジャマダ大学は一般的な問題を助けるために、被災地へ医療チームと400人のボランティア学生を派遣した。その他にも、土木・建築技術学部の460人の学生を住民の住宅の状態のデーター集めと調査のために派遣した。実務教育の465人もの学生も被災者を助けるために手配されている。


被災者の心理的な回復を助けるために、すでに心理医学チームがバントゥル県ピユンガン郡に派遣された。「私達は仮設住宅や耐震住宅の建設の計画もしている」とガジャマダ大学広報・渉外部長スルヨ・バスコロさんは述べる。


教育の分野でジョグジャカルタ国立大学はバントゥル県の教育困難を助けるために実務教育の学生を派遣する計画をしている。
「これから2〜3週間が実務教育の期間だ。私達は、最初にバントゥル県に学生を派遣する」とスグン・マルディヨノ学長は言う。


(2006年6月2日、4年次・森本洪太訳)

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