060601 4年次・川井智子訳

2006年6月1日付スアラ・ムルデカ紙より

地震被災者の治療費全額返還

バニュマニク病院はジョグジャカルタで起こった地震の被災者から徴収してしまった治療費を返還するつもりである。費用は何も差し引かれることなく全額返還される。


これはバニュマニク病院がバントゥル県スレアン郡ジュティス村のSukinem Prawio(62)さんとAgil Ramadhan(14)さん、この患者2名からの838000ルピアを徴収したことを受けて、総務兼人事部長Amat Sbirin氏が述べた。「今日我々は、我々の病院で治療した2人の患者の治療費を返還することに合意した。必要ならば、治療費を何ら差し引かず家族に届ける用意もある。」と6月1日木曜仕事場で語った。


その上、現在バニュマニク病院で未だ治療を受けているバントゥル県セウォン郡クラプヤック村出身のAumiharjono(55)さん、Sudiasih(52)さん夫妻、両名の治療費全額を無料にする。「保健局を通した州知事の指示に従い、我々は2名の地震の患者からは費用を徴収しない。」と続けて述べた。現在カリアディ病院で治療を受けている患者から費用を徴収してしまったのは中部ジャワの州知事の指示の反応に対して無知だったバニュマニク病院の対応が原因である。通達、即ち地震被災者の治療費免除は、中部ジャワの保健局でスマランの全病院の経営陣の会見後、5月の31日水曜にやっと受け取られた。「通達は昨日水曜だったが、ジェティス出身の患者はその一日前すでにバニュマニク病院を出ている。よって私たちが故意にやったということでは全くない。」と断言した。


病院側自体はジェティス出身の2名の患者の治療についてはすでに費用を軽減していた。Sukinemさんの場合には、すでにバニュマニク病院からカリアディ病院への救急車による搬送費も免除した。そしていくつかの薬も安価で与えられた。Agil Ramadhanさんについても同様に、包帯からギプスまで一定の価格が軽減された。


(2006年6月25日、4年次・川井智子訳)

PAGE TOP