東日本大震災の復興を見つめるドキュメンタリー映画「ただいま、つなかん」上映会開催報告

2024.01.17

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県・気仙沼。そこで営業されている民宿「唐桑御殿つなかん」は、学生ボランティアの拠点となりました。その「つなかん」で積み重ねられてきた年月を10年以上記録したドキュメンタリー映画「ただいま、つなかん」の上映会を開催しました。

開催概要

日時 2023年12月13日(水)13:00~15:30
会場 図書館1階 ナレッジコモンズ
参加者数 17人
主催 京都産業大学ボランティアセンター
共催 日本財団ボランティアセンター

宮城県気仙沼市唐桑半島鮪立(しびたち)に民宿「唐桑御殿つなかん」があります。100年続く牡蠣の養殖業を営む菅野 和享(かんのやすたか)さんと一代(いちよ)さん夫妻は、東日本大震災当時、津波により浸水した自宅を補修し、学生ボランティアの拠点として開放され、半年間で受け入れた若者たちは延べ500人になりました。「つなかん」の愛称で親しまれた場所は「みんながいつでも帰ってこられるように」との思いから、2013年の秋に民宿に生まれ変わりました。
映画「ただいま、つなかん」は、民宿「唐桑御殿つなかん」の女将一代さんと、震災当時に学生ボランティアだった若き移住者や仲間たちが、ともに歩み積み重ねてきた10年以上にわたる歳月が描かれたドキュメンタリー映画です。東日本大震災当時の学生ボランティア受け入れの様子や菅野夫妻と学生ボランティアとの関わり、民宿「唐桑御殿つなかん」になってからの様子、移住してきた若者たちの取り組み、そして、コロナ禍における様子などを見ることができます。この10年以上にわたる物語から、人とのつながり、お互いを思い合ってともに生きることのすばらしさを感じました。映画を見た学生からは、「津波、事故など大きな失い方をしたにも関わらず、人とつながり強く生きている姿が印象的だった」「今の状態を自分の目で見たくなった」という感想が寄せられました。

映画上映会の様子
上映会終了後の会場の様子
お問い合わせ先
京都産業大学 ボランティアセンター 13号館B1階
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-1530
Fax.075-705-3191

開室時間
平日:9:00~16:30(13:00~14:00を除く)
土曜:9:00~11:45※不定期に閉室することがありますので、事前にお問い合わせください。
日曜・祝日:閉室
volunteer-support@star.kyoto-su.ac.jp
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