ワークショップ「ニューノーマルとSDGs」開催報告

2021.07.16

2015年9月の国連サミットで採択された国際目標「SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の理解を通して、国際社会の課題に出会い、その解決に向けたアクションを考えるきっかけとなることを目的に、『ワークショップ「ニューノーマルとSDGs」』を開催しました。
今回のワークショップでは、オンラインゲーム「Our World Game」を用いて行いました。このゲームは、SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。さまざまな価値観や違う目標を持つ人がいる世界で、与えられたお金と時間を使ってプロジェクト活動を行い、最終的にゴールを達成します。プロジェクトを行うたびに世界の状況は変化し、2030年の世界があらわれます。

開催概要

日時 2021年6月30日(水)15:00-17:00
場所 オンライン(Zoom)
講師 佐藤 賢一 氏
2030SDGs公認ファシリテーター/NPO法人ハテナソン共創ラボ 代表/本学 生命科学部 教授
内容 ①オンラインゲーム「Our World Game」を体験しよう。
・ワークショップの目的とゴール
・ニューノーマルとは?
・「Our Wolrd Game」ルール説明
・オンラインゲーム実施(前半~中間発表~後半~最終発表)
②リフレクション(ふりかえり)体験を分かち合い、未来を考えよう。
・対話(ゲームをやってみた感想)
・SDGsとは?持続可能な開発とは?
・SDGsの重要なキーワード
・リフレクション
参加者 17名

前半では、オンラインSDGsカードゲーム「Our World Game」の説明を聞き、2つのグループに分かれて、前半と後半の2回ゲームを行いました。ゲーム前半10分は、まず使い方に慣れながらプレイし、一度全体に戻り、中間発表としてそれぞれのグループでどのように進んでいるかを共有しました。ゲーム後半は18分時間を取ってプレイし、最後に全体で両グループの最終結果を確認しました。
後半では、ふりかえりとして、ゲーム体験を通して感じたことを対話する時間が設けられました。2グループに分かれ、「前半で意識していたモノ(指標・目標など)」「後半で意識していたモノ(指標・目標など)」「その変化は何によって起きたか」の3点について発表しました。最後に、今回のワークショップの体験をふりかえり、体験から学び取ることができる大事なことを言語化するために、ふりかえりワークシートへの回答の案内がありました。

オープニングあいさつ
前半のゲーム解説の様子
後半の講義の様子

参加者の声(アンケートより抜粋)

ゲーム体験はいかがでしたか?

  • SDGsは他人事じゃないんだなと思った。また、経済ばかり優先することは他の部分を疎かにすることなので、バランス良くすることが大事だと思った。
  • オンラインゲーム体験を経て、様々なグローバルイシューを一人では解決できないことから、協調性が不可欠であると改めて感じました。
  • 学生だけではなく教員や事務の方とお話ししながら世界を発達させていこうとすることが難しかったです。お互いの志向性がわからない(目指すべきゴールがわからない)状況下でいかにすりあわせていくのかが重要であると感じました。

ここでの学習体験にもとづく、あなたの次のアクションはどのようなものでしょうか?

  • 複数人で物事に取り組む際の最初の行動として、ゴールを共有を行う。
  • 日常生活からアクションを起こしていきたいと思います。特にプラスチックの使用量です。マイバッグやマイボトル、マイストローで、少しでも多くのプラスティック削減に貢献していきたいと思いました。
  • 共有のためには、”知る”こと(知識)も必要。いろんな分野や側面からSDGsを知る取り組みを行いたい。
  • 今回はカードで、どのくらい外部に影響があるかを考えましたが、これからは自ら考えて実際に行動に移すことで、何を犠牲にして何をプラスにできたかを自分の目で確かめることが大事であると学びました。
お問い合わせ先
京都産業大学 ボランティアセンター 13号館B1階
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-1530
Fax.075-705-3191

開室時間
平日:9:00~16:30(13:00~14:00を除く)
土曜:9:00~11:45※不定期に閉室することがありますので、事前にお問い合わせください。
日曜・祝日:閉室
volunteer-support@star.kyoto-su.ac.jp
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