留学体験レポート

山元 玲奈 カリフォルニア大学 リバーサイド校(認定留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2013年4月から
2013年12月まで
アメリカ カリフォルニア大学 リバーサイド校 認定留学

 アメリカのカリフォルニア州で9ヶ月間語学留学を経験しました。アメリカでの留学生活はわたしにとって毎日濃いものでした。

 留学に来て2ヶ月目の時に、カメラを盗まれてしまいました。生まれて初めて盗難という被害にあい、情けないことにわたしは1人パニックに陥り泣いてしまいました。しかし、クラスメイト全員が気遣ってくれ、皆で一緒に探しに行ってくれたり、盗難届を出すために警察までついてきてくれたりしました。お互い話す言語や国籍が違うのにもかかわらず、親身になって協力して助けてくれようとしてくれました。私はそれまで国籍が違うというだけで変に壁を感じていたのですが、彼らの姿をみてそんなものは関係ないのだと考えるようになりました。残念ながらカメラを見つけ出すことはできませんでしたが、この事件を機に、自分の閉鎖的な考えを見直すことができました。

 文化や習慣の違いから、ホストファミリーや友人に対して苛立ったり困惑することもありました。しかし、その人ときちんと向き合い正直に話し合っていけば、お互いを理解できるのだとわかりました。そのことに気づけたのは、いつも対等に意見をぶつけてくれる彼らがいたからだと思います。建前や空気を読むといった文化が染み付く日本では、正直に意見をぶつけ合う経験はなかなかできないと思いました。しかし、日本人同士でもこういった腹を割って話す関係を築くことが重要だと感じました。

 留学は私にとって大学生活の中で目標の一つでした。今まで、留学といえば語学習得が第一というイメージが強かったのですが、実際に行ってみると、語学だけではなく、いろんなことを学びました。この留学を通して、人との繋がりや、正直に相手と向き合う大切さを学ぶことができました。

 この留学でさまざまなことを経験できたのは、周りの方たちの支えがあったからだと思います。これからも常に感謝の気持ちを忘れず、留学で学んだことを活かし何事にも取り組んでいきたいと思います。

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