留学種別：交換留学
留学先：韓国・建国大学
留学時の学年：3年次
担当留学アドバイザー：クラフリン マシュー 准教授

高校生の頃、1カ月程ではありますがニュージーランドに短期留学をしました。その頃から大学に進学したら長期の留学をしたいと考えていたので、留学することを決意しました。留学先大学を選択した理由は、一度、英語圏での留学を経験したので、次は非英語圏で英語を学ぶことも面白いのではないのかと思い、アジアに留学しようと考え始めました。また英語だけでなく興味のある韓国語もせっかくだから学びたいと思い、英語・韓国語両方が学べる韓国・建国大学に留学しました。

授業はだいたいどの授業も30人以内で開講されていました。自分の日本の大学のイメージは英語を学ぶ授業で英語が使用される、外国語学部の授業なので英語が使用される、そんなイメージでしたが、韓国では何か専門的なことを英語でどの学部も学ぶことが出来ました。日本と違い中間・期末テストと2回行われました。また学歴社会の韓国ではテストの点数までが就職に関わることなので、テスト前になると寝る時間を惜しんで韓国人の友達は勉強していました。滞在先については、前半は寮に住み、後半はコシウォンと呼ばれるアパートに住みました。寮では2人1部屋で、同じ大学の子がルームメイトだったのでストレスなく住むことができました。ただ、家賃が高くキッチンが無かったため、後半は友人の紹介で学校の近くのアパートに引っ越ししました。そこはキッチンもありラーメン・白米が無料だったので少しお金に困ったときはよく食べていました。旅行で韓国に何度か行ったことがありますが、旅行スポットではない所にいくのは初めてでした。ローカルなところに行くと全く日本語、英語は通じなかったですが、通じないときはゆっくり、分かりやすい韓国語で話かけてくれました。食べ物もおいしく、お酒が大好きでみんなでお酒を飲めば一晩で仲良くなれる温かくて面白い人柄の方が多いです。友人関係については、同じ授業で仲良くなった子やサークルで仲良くなった子が多くいます。同じ英語の授業を受けていたマレーシア人の友人とは授業が終わった後、ご飯を食べに行ったり、プレゼンテーションを2人ですることになっていたのでテスト期間には2人で勉強することもありました。韓国語の授業で仲良くなったフランス人の友人とは2人とも韓国語を学習しているということもあったので、韓国語をメインで会話をしていました。たまに意思疎通できないときは英語を使って会話をしていました。後半では英語を話すことが出来る韓国人の友人、ドイツ人の友人ができ、3人でよく遊びました。また同い年の日本人の友人もでき、何か困ったとき、何かに悩んだとき、とても心の支えになりました。沢山の素敵な友人に恵まれとても楽しい留学生活を送ることが出来ました。テスト期間は毎回大変だと感じました。特に後半では自分の専門分野ではない授業を3つ受けていたのでテストだけでなく、日々の授業についていくのでさえ、大変だと感じました。英語で6ページのレポートを書く課題が課せられたときは、今までこれだけの量のレポートを書いたことが無く、とても悩まされました。

留学生が参加できるプログラムで韓国人に日本語を教えるボランティアに半年参加しました。日本に留学経験のある人や、日本にいつか旅行にいったときに日本語を使いたいという人に日本語を教えました。半年で3人に1対1で教える機会がありました。言葉が通じず大変だなと思うことがありましたが、とてもいい経験になったと思います。サークルは美術サークルに入部しました。まったく絵を描くのは得意ではないですが、友人に誘われて入部しました。留学生も多かったので韓国語だけでなく英語でも会話することが出来ました。後半は留学生が多く入部しているサークルにも入部しました。

日本から近い韓国ですが、多くのことを学ぶことができ、自分はとても狭い世界に住んでいたんだと感じました。語学だけでなく、友人から学ぶさまざまなことも多くありました。日本にいては全く気付かないこと、気にもかけてなかったことに気付くことができ、自分の考え方を大きく変えることができたと思います。

自分がしたいこと、学びたいことがあれば留学しても後悔することはないと思います。自分自身、親に韓国留学をしたいと話したとき反対されましたが、自分のしたいことを素直に伝えると同意してくれたので全く後悔のない充実した留学生活を送ることができました。また日本から飛び出すことで多くのことを学ぶ機会も増えるので、自分にとって良い経験になると思います。

まだどのような職業につきたいかはっきり決まってないので、これからいろいろ探していきたいと思います。一番近い目標は4月に韓国語の検定があるのでそれに向けて勉強しています。またこの1年で様々な資格なども修得していきたいと思っています。