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マネジメント研究科
マネジメント専攻

消費者ニーズを把握し、新しい価値やサービスを創造する人材へ。
コ メンハン
HU MENGHAN
07
DENG YUXI
現代社会学研究科
現代社会学専攻 修士課程1年次
※掲載内容は2024(令和6)年12月現在
小学生のころから日本のアニメやアイドル文化に触れる機会があったことから、これらに対する強い興味を持つようになりました。いつしか、この文化を日本の学術環境で学ぶことが夢となりました。夢を叶えるため、家族はずっと私を支援してくれました。家族の理解と励ましが大学院進学への後押しとなり、大学院で専門性を深めるとともに、さまざまな分野を広く学ぶことで、中国におけるポピュラーカルチャーの現状の一側面を明らかにし、趣味研究・ファン研究に貢献したいと考えるようになりました。
主な進学理由は、山中先生の存在です。先生はポピュラー文化やメディア研究で成果を上げられており、私の研究テーマと密接につながりがあると感じたからです。私は趣味「同人ファン」の内容を研究課題とするには、何が最も重要となるのか、判断に迷っていました。その時、山中先生からは、自身のポピュラー文化体験の全体像を把握し、これまで当然だと思っていた事象が、見方を変えることによって新しい事実に気付くことが、研究を進める上で重要になると助言いただきました。豊富な知識と経験に基づいた先生からの研究指導を受け、多様な研究手法を学ぶことで、より深い研究遂行が可能となると確信したことが進学の決め手となりました。
現在の主な研究は、中国の「同人ファン」に関する内容です。この「同人ファン」とは、架空または実在する人物の親密な関係を想像し、それをもとに二次創作に没頭する人たちのことを指します。実際の人物のアイデンティティや個性への憧れが特徴である一般的なファンと比べ、「同人ファン」の特徴は、人物の関係等にも着目しています。
研究目的は、中国の同人ファンコミュニティ「雲次方」を対象とし、推し間の関係によって、どのように自身のライフスタイルが構築されているのか、いかにしてそのファンコミュニティが維持されているのかを質的研究を通して探究することです。
修士課程を修了した後は、日本語学校での学生時代を過ごした東京に戻り、学んだ知識と経験を生かし、メディアやインターネット関連の企業に就職したいと考えています。そして、多くの人々との交流を通して、世界を感じながら大きな仕事をしたいです。インターネット関連の企業は活気があり、自身の価値観を比較的自由に表現することができると聞きます。さまざまな業界の人々と仕事をしながら、自身の体験や考え方を多くの人と共有したいと考えています。
早めの昼食を済ませてから大学に移動し、自由時間を楽しんだ後、授業に参加します。帰宅後、夕食は主に自分で作ります。その後は勉強に集中し、次の日の授業や研究に必要な準備をします。就寝前には自分の趣味の時間を過ごし、リラックスしてから一日を終えます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1時限 | その他 | その他 | その他 | その他 | その他 |
2時限 | その他 | 授業 | その他 | 授業 | 研究 |
3時限 | 授業 | その他 | その他 | 授業 | 研究 |
4時限 | 授業 | その他 | 授業 | その他 | 研究 |
5時限 | 授業 | 授業 | その他 | 執筆 | その他 |
それ以降 | インタビュー準備 | 文献を読む | 文献を読む | 執筆 | インタビュー実施 |
月曜日は主に授業、火曜日と水曜日は授業の後に、研究分野の文献を読みます。木曜日は授業と論文執筆、金曜日は研究に集中します。また、研究に必要なインタビューは月曜日に準備をし、金曜日に実施します。日本での生活は大変ですが、家族の支えもあり、充実した毎日を送っています。