生成AI、ロボットの発展で働き方はどう変わる?

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生成AI、ロボットの発展でこれからの働き方はどう変わる?

人工知能やロボット技術は、想像を超える速さで進化を続け、社会に多大な影響を与えています。
今後、私たちの働き方はどのように変わっていくのでしょうか。

ルールを更新すること、
そのための対話や合意形成が求められる。

AIやロボットといった先端技術は発展し続けており、いずれ皆さんも社会に出てそれらを活用することになるかもしれません。また、AIやロボットは我々に恩恵だけでなく危険ももたらし続けると予測されます。
社会に害を与えず最新技術を活⽤するためには、技術者がAIやロボットの性能を⾼めていくだけでは不⼗分です。技術の発展に合わせて、さまざまな利害関係者が連携しながら、技術を安全に活⽤するためのルールを更新し続ける必要があります。 先端技術を用いて社会を発展させていくために、どのようなルールがふさわしいのか。多様な利害関係者を巻き込んで「対話」を行い、「合意を形成する力」が、いかなる業界でも必要となるでしょう。

法学部 法政策学科
久保 秀雄 教授

専門分野:法社会学・犯罪社会学

雇用の流動化、法整備が進み
働き方の自由度は高まっていく

リモートワークが浸透したことからも分かるように、時間や場所にとらわれない働き方はすでに各所で実現しています。しかしその一方、日本の法制度が自分らしい働き方の妨げとなる場合もあります。日本の雇用環境は終身雇用を前提としており、人材の流動性が低く、労働環境の改革は容易ではありません。
今後、働く場でAIやロボットの活用が進めば、自由なワークスタイルを模索・確立する動きが社会全体で見られるようになり、個人の働き方の自由度もさらに高まるでしょう。労働者とフリーランスの労働法・社会保障上の格差を縮めるなど、時代の変化に応じて法制度も変わっていく必要があります。

法学部 法律学科
高畠 淳子 教授

専門分野:社会保障法、労働法

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