経営学部 卒業生インタビュー
京都信用金庫 後藤 和美さん(2008年度卒)

私たちは、現在京都信用金庫人事部で主任をされている植木ゼミ第5期生(2008年度卒)の後藤和美さんにインタビューを行いました。インタビューでは、後藤さんの学生時代の思い出や経験、社会人になってからの仕事内容やキャリア観、学生へのメッセージを中心にお話を伺いました。

インタビュアー

経営学部 植木ゼミ:北澤 可唯さん、藤原 聖菜さん、大西 千里さん

京都信用金庫 人事部 主任
後藤 和美さん(2008年度卒)

後藤さんのプロフィール

後藤さんは、2009年4月に京都信用金庫にご就職されました。くらしのアドバイザーとして、7年半ほど京都市内の3店舗でそれぞれ経験を積み、主に窓口営業の業務に従事されました。
2016年秋から京都信用金庫人事部に異動され、採用担当者として大学3年生向けのインターンシップの企画・運営、採用活動、採用活動に関する媒体の作成などに取り組まれています。その他にも、新入職員に対するアドバイスやフォローをしていくなど、職場からの信頼が厚く、すてきなキャリアを築いておられます。
 

京都信用金庫の概要

京都信用金庫は、大正12年に創業して以来、コミュニティ・バンクとして地域の人と人をつなぎ、地域社会に「新たな絆」をつくることを使命として活動しています。また、個人顧客向けの金融サービスと同時に、取引先企業に対する財務提案・経営支援を通して、地域との中長期的な信頼関係を構築し、地域とともに歩む姿勢を大事にしています。
現在では、店舗数は90店舗におよび、京都・滋賀・大阪を営業地域として地域密着型の金融サービスが展開されています。
※店舗内写真
※店舗内での接客風景

学生時代の経験

後藤さんは、大学では学業はもちろんのこと、放課後はラクロス部のマネージャーを務めるなど、明るく活発的な学生生活を送りました。在学中に秘書検定準1級の資格を取得し、さまざまなアルバイトを経験しました。
2回生の夏休みに、1週間やワンデイのインターンシップに参加して「人と深く長く接することができる仕事に就きたい」と決心しました。中でも住宅設備業界、住宅業界、小売業界、ベンチャー企業などを候補として検討していました。
「それではなぜ金融業界に決められたのですか?」と質問したところ、その答えは意外なものでした。私は人事部で主任にまでキャリアを積んでこられた後藤さんに対して勝手に学生の頃から金融機関を意識されていたのだと決めつけていました。ところが後藤さんの答えは違いました。「そもそも金融機関を志望したのではなく、京都信用金庫を志望しました。」なぜ金融機関の中でも京都信用金庫のみを志望されたのかという理由は、学生時代に後藤さんが京都信用金庫の支店に訪問した時のエピソードにあります。当時勤続3年目の職員が「仕事に対して誇りを持っている」と後藤さんに話ました。この言葉に後藤さんは胸を打たれ、この発言はおそらく嫌々ではなく、本当に好きで働いているのではないか、京都信用金庫にはきっとこのような思いを持った職員が多くいる、私もそんな人達と共に働きたいと考えました。そしてその思いは日に日に増していき、京都信用金庫で働きたいと強く思うようになったといいます。
就職活動を終えた経験を一言でまとめるならば、「就職活動は苦労ではなく、楽しかったです」と語っておられました。この言葉はこれから就職活動を迎える私たちにとって、心に強く響く言葉でした。様々な人と出会え、それによって新たな発見が生まれ、成長し、自分自身を知る機会でもある就職活動は、人生で今しかできない貴重な体験であると教えていただきました。
 

社会人としての仕事やキャリア

後藤さんは、学生時代にアルバイトを掛け持ちされていたのですが、「アルバイトでたくさんの方々と関わることで社会とはどんなものなのかを知ることができ、今の仕事にも繋がっています。アルバイトを通して大学生の間にたくさんの人と接することはとても良い経験となりました。」と話されており、そのアルバイトの経験が大変重要な経験であったということを感じました。
後藤さんは現在、京都信用金庫の人事部で働かれています。金融機関で働いてよかったと思う点をお伺いしたところ、大きく分けて二点あるとお話していただきました。
一つ目は、地域のために働いていると実感できることです。後藤さんは、お客様と深く長く関わりたいと強く思っておられます。だからこそより近い距離でお客様と接することができる、地域密着の京都信用金庫で働くことにやりがいを感じているとおっしゃっていました。
二つ目は、地域の方に必要とされていると実感できることです。京都信用金庫の窓口では接客をする上で、お客様との絆作りを大切にされており、たくさんの方と信頼を築き、お客様に親身になって金融商品を始めあらゆる商品を提案されています。お客様のお力になれて、心から感謝された時は大きなやりがいを感じることができます。
所属の店舗から異動になった際に、たくさんのお客様からお礼の言葉や、手作りの品等プレゼントしてもらいました。その温かな真心に、“地域の方に愛されていた”と実感でき、とても感動したというすてきなエピソードもお話していただきました。
京都信用金庫はお客様本位の金融機関であり、共感することや共有することを大切にしています。お客様のことをなによりも考えていて、お客様が求めていることにきちんと答えることを心がけています。と凛とした姿でお話しされていたことが印象的でした。
※インターンシップの様子
※就職アドバイザーとの集まり

在学生へのメッセージ

インタビューの最後に、在学生に向けてメッセージをいただきました。とにかく、学生時代にはたくさん遊ぶことが大切です。もちろん勉強も大切ですが、とにかく学生時代にしかできないことを今のうちにたくさんして下さい。
例えば海外旅行や、サークル活動。色々な経験を通して、たくさんの人に出会い、友達の幅を広げるということを今のうちからしておくべきだと思います。
4回生の時に京都産業大学進路センター管轄の就職アドバイザーとして、仲良くなった同回生とは今でも交流しています。この経験があったことで、経営学部以外の友達がたくさんできました。いろんな業界で頑張っている仲間の話を聞くことで、仲間から刺激を受け、「自分も頑張ろう」という励みになっています。
そして、何よりも大切なのは、何事も前向きに取り組むことです。大学生活の中で大変なことはいっぱいあります。部活、アルバイト、勉強、ゼミ活動。どの場面でも、成長できると思って前向きに取り組むことが大切です。就職活動の場面でも同じで、前向きに努力すれば、きっと道も開けると思います。
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