数理科学科の特色
情報化社会のカギとなる"生きた数学"を学修
数学に特化して学びを深めます。大学数学の基礎は線形代数と微分積分学からなり、その先には、数の本質に迫る「代数学」や、図形の空間を扱う「幾何学」、微分積分学の応用である「解析学」や「確率論」といった分野に展開します。また、基礎数理と応用数理を基盤として、段階的に専門性を高めながらビジネスで即戦力となる数学も学修。マーケティングやWebの検索エンジン、感染症流行予測など、幅広く応用され社会の役に立つ“生きた数学”を身に付けます。
数学教育コース
中学校・高等学校の数学教員を志望する学生のためのコースです。小中高12年間の教育課程を統一的に捉えることで、つまずきやすい部分の関連性や指導ポイントの理解を深めるなど、生徒の力を着実に伸ばす教育スキルと高い専門性を持った数学教員を育成します。

数理科学科で取得できる免許状の種類
中学校一種免許状 | 高等学校一種免許状 | ||||
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数学 | 理科 | 数学 | 理科 | 情報 | |
数理科学科 | 〇 | 〇 | 〇 |
BizMath(ビスマス)コース
一般企業や官公庁などへの就職を目指す学生のためのコースです。統計検定準1級合格を目指す「統計演習」、不確定な現象について予想する「確率・シミュレーション」、金融数学や数理ファイナンスで用いられる「リスクの数理」などの専門教育科目を開講しています。

講義と演習の両輪で「基礎の学び」を徹底
1~2年次は「基礎」に注力。全ての学科で重視する「数学」は、講義と演習の両輪で論理的思考力を鍛えます(物理科学科と宇宙物理・気象学科では「物理学」の基礎も修得)。さらに1年次の早い段階から演習や実習・実験科目を豊富に配置しており、高度な理論を自ら立証することで学修効果を高めます。

「多彩な専門分野」でディープな学びにも対応
理学部では数学・物理学の「専門分野の幅が広い」特色があります。例えば数学では「解析学」を学びますが、その内容は数理解析から確率解析まで多彩です。物理学についても「力学」「電磁気学」「量子 力学」といった基礎的科目から「媒質中の電磁気学」「惑星気象学」など他大学ではあまり扱わない科目まで学べます。

徹底した「少人数体制」
1学年の定員135人に対し、教員35人という徹底した少人数体制が特徴です。教員を担任制の修学アドバイザーとして配置するほか、ティーチング・アシスタントの大学院生が実習・演習の授業をサポート。それぞれの習熟度を見極めながら、きめ細かく指導できる教育環境を整えています。

「教員志望者」をサポート
教員志望者をバックアップする体制も万全です。現役高校教員による教員採用試験対策セミナーや、教員採用模擬試験の開催などのサポートを実施。数理科学科では、現場で役立つ数学教育を学ぶ「数学教育コース」を設けています。

「ランチタイム・トーク」で興味の幅を広げる
昼休みに学生と教員が昼食をとりながら歓談できる「ランチタイムトーク」の機会を設けています。学生が関心のある分野について質問したり、話題となっている専門分野に関する話をしたり。ランチタイムを活用して見聞を広め、学生同士・学生と教員のコミュニケーションを深める場になっています。
