グランドデザイン

いつの時代も、大学には、「知」や「人」をむすび、全人類の平和と幸福に寄与・貢献していくことのできる人材、すなわち「将来の社会を担って立つ人材」をうみだすことが期待されています。また、先進的な教育・研究を推進し、その成果を社会にむすび、実装していくことを通じて、新たな価値をうみだすことも求められています。
京都産業大学は、創立50周年を迎えた2015(平成27)年に、15年後となる2030(令和12)年においても日本を代表する私立大学の一角を担う存在であり続けるため、社会からの要請を踏まえて積極的に取り組むべき施策を、中期事業計画「神山STYLE2030」としてまとめました。あわせて、産業を「むすびわざ」と読みとく本学は、建学の精神を原点とする大学像「むすんで、うみだす。」、育成する学生像「むすぶ人」を掲げました。
本計画は、2030年までの15年間を5年ごとに「改革期」「発展期」「充実期」の3期に分けて進行しており、2026(令和8)年度からは第3期となる「充実期」が始動します。
本学は、建学の精神、大学像、学生像を基に、変革の時代にふさわしい「AI・DXの教育への活用とAIエンジニアリング教育の推進」「産業に結びつく応用分野の拡充」「京都という立地を活かした国内外の地域や企業との連携強化」「幅広い世代が大学と社会を自由に往来して学べる新たな仕組みの創出」「ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン推進による幸福感あふれる場づくり」の5つの柱に基づき「充実期」の計画を策定し、社会から"選ばれる大学"としての不断の大学改革を、全学で推し進めていきます。

※1 神山STYLE2030の呼称:「こうやま すたいる にいまるさんまる」

大学像

むすんで、うみだす。

「学問」と「社会」「企業」「自然」をむすぶ
「京都」と「日本・世界の諸地域」をむすぶ
「むすぶ人」をうみだす

1965年に開学した京都産業大学は、およそ15,000人の学生が集い、10学部1学環を擁する一拠点総合大学にまで成長した。産業を「むすびわざ」と読みとく本学は、建学の精神に掲げる「将来の社会を担って立つ人材の育成」を実現するために、「一拠点」、「総合大学」の特徴を活かして、教育・研究の様々な活動を「むすび」、新たな価値を「うみだす」。
今日の社会は、急速な科学技術の進歩やグローバル化の進展により、新たな地球規模の問題に直面している。本学は、社会を取りまく諸問題の解決や、未来社会への提言に向けて、本学ならではの自由かつ創造的な教育と研究を推進する。
神山の地において、それぞれの学部は特色ある教育と研究を展開している。本学は、学部・学科の垣根を越えて、「学問」領域を融合、むすぶことで、先進的な教育と研究をうみだし、その成果を「社会」「企業」「自然」にむすび、実装することで人類の平和と幸福に貢献する。
この教育・研究活動を基盤として、学生・教職員をはじめ多様な人をむすびつけて知を集結させ、新たな知を「京都」から発信して、「日本・世界の諸地域」をむすぶ。神山キャンパスは、教育・研究、課外活動などの様々な活動の場であり、「人」と「人」をむすびつけて、学生の成長を促すことで「むすぶ人」をうみだす。

学生像

むすぶ人

「人」と「人」をむすぶ
「知識」と「実践」をむすぶ
「京都」と「日本・世界の諸地域」をむすぶ

京都産業大学は、建学の精神に掲げる「将来の社会を担って立つ人材の育成」を目的とする。
かかる人材、すなわち「むすぶ人」とは、日本の美しい文化教養を理解し、さらに国内外のさまざまな情勢を的確に認識・分析することで、新たな価値の創造や社会問題の解決に貢献できる人である。
「むすぶ人」は、科学技術が高度化し、複雑化した今日の社会において、「人」と「人」をむすぶことで、個々の「知識」をむすびつけて、新たな価値をうみだす。また、グローバル化が進展する社会においては、本学のキャンパス、すなわち「京都」での学びを基盤にして、国内、海外を問わず諸地域をむすびつけて問題解決をはかる。
「むすぶ人」は、専門知識・技術や幅広い教養をもとに、「人」や「地域」をむすびつけ、グローバルに活動し、人類の平和と幸福に寄与・貢献する。

神山STYLE2030「充実期」における大学改革の推進
神山STYLE2030「発展期」における大学改革の推進

充実期 アクションプラン

1. 教育・学生支援

学修者本位の教育を中核に、授業内容の充実と授業改善を推進します。修学支援・学生生活支援・入試改革・グローバル展開・イノベーション推進・大学院強化を一体で進め、学生の満足度・愛着・進学推奨度の向上と学修成果の可視化を目指します。

2. 研究改革

研究の源泉としての基盤を強化するため、研究支援制度・体制を整備しPDCAで最適化を図ります。異分野交流や産官学連携、共同研究の拡大、研究情報の発信・DB整備、社会実装を加速させ、外部資金獲得や研究力評価の向上につなげます。

3.社会貢献・地域連携・ステークホルダー連携

公開講座や学びの場の整備、ボランティア等を通じて社会課題解決へ知を還元します。自治体・産業界との包括連携や地域協働を活性化し、教育研究の質も高めます。卒業生・同窓会、保証人等との関係を強化し、授業参画や情報基盤整備で継続的な連携を促します。

4.広報戦略

志願者向けに来場・体験機会を増やし、大学の取組と学修環境の魅力を訴求します。高校教員向けに連携強化や研修・セミナー等で理解と推奨を促します。一般層には認知度向上のための戦略的発信を行い、インナー/アウター広報を教職員協働で進め、学内活動の可視化と活性化を図ります。

5.キャンパス計画

安心・安全とDE&Iの観点で学習環境とアクセスを点検し、健康増進、トイレ刷新、案内サイン充実などを進めます。食の施策や交通アクセス向上、ICT/生成AIを活用したスマートキャンパス計画も推進し、SDGs・グローバル・カーボンニュートラルに対応したユニバーサルなキャンパス整備を目指します。

6.組織・人事戦略

急速な環境変化に対応するため、組織のスリム化、会議体の整理、計画・予算の連動などで運営を最適化します。電子申請やデータ集約、IR利活用で意思決定の質を高め、教育・研究・事務を跨ぐSDGs/DE&I推進体制も整えます。人事制度は育成と評価の連動、柔軟な人材活用、教職協働を進め、挑戦を促します。

7.財務戦略

大学の永続的運営に向け、収支の適正化と中長期財務計画の策定を進めます。補助金の理解促進、資金運用の多様化(環境債等含む)、寄付獲得の仕組み整備などで財源を拡充し、固定資産の維持管理と将来投資を両立させます。必要に応じてCIO設置も含め、戦略的な財政基盤の安定化を図ります。

ロゴマーク

ロゴマークのコンセプトは、京都産業大学の「K」、神山の「K」、むすびわざをデザインした「K」マークとサギタリウス(射手座)マークを融合させたデザインであり、「新たな価値を創造する(むすびわざ)神山のキャンパスに希望の星が輝く」という思いを込めています。