栁下 浩紀

YAGISHITA HIROKI
理学部 数理科学科 教授
学位
博士(数理科学)(東京大学)
専門分野
非線形解析学

研究テーマ

数理科学、主に、解析学

高校生に向けた研究内容の紹介

私の関心は様々ですが、多くの研究者がそうであるように偏ったものです。この偏りが現れているようなところに研究者のオリジナリティーがあることが多いと思うのですが、そこに踏み込むと一般の方には皆目、分からないことが多いと思いますので、その遥か手前の話をさせてください。私の関心に関連したものに微分方程式というものがございます。これは17世紀にニュートンなどによって、天体運動などの物理法則にしたがって運動をする物体の運動を記述するために生み出されもので、現在では微分方程式を用いて物理、化学、生物や社会などの多くの現象が記述され、科学技術の基礎の一つになっています。

ゼミナール/研究室のテーマ

微分方程式の数学解析

微分方程式は17世紀にニュートンなどによって、天体の運動などの物理法則に従って運動をする物体の運動を記述するために生み出されました。現在では、微分方程式を用いて、物理、化学、生物や社会などの多くの現象が記述されています。


※特別研究とは、4年間の学びをもとに各自が研究テーマを設定し、教員の指導を受けて研究を深め、卒業研究としてまとめるもので、理学部での4年間の集大成となる重要な授業です。

ゼミ/卒業研究の紹介

ゼミのテーマは、学生の興味を反映して、様々です。例としては、例えば一つには、数学問題による思考力育成があります。これは教員になったときに役立ちそうな内容で、教員という仕事に興味がある学生さんがこのようなテーマを選ぶことが多いように思います。他の例としては、確率・統計があります。これはデータサイエンスの重要な基礎の一つでもありますし、また、実社会の様々な場面で、その考え方が重要になります。社会で活躍したい、と思う学生さんがこのようなテーマを選ぶことが多いように思います。他には、音楽の音源などの音響信号処理や3つ山崩しのようなゲームに関する数理など、といった様々なテーマが選ばれています。

プロフィール

出生地は富山県と聞いております。幼少期の記憶はほとんどなく、広島県に住んでいたようです。その後は、主に神奈川県で育ちました。最近は老齢期に入ったためか、この頃の記憶を辿ってみようとすることが、たまに、ございますが、10才くらいまでの記憶は、かなり朧げなものです。私は数理科学を専門としておりますが、算数、数学に関して教員に理解して貰えなかったことも多かったように思います。最近は、同じ数学に関しても、興味関心の持ち方は、様々なものだ、と感じております。趣味のようなものはありませんが、時間が空いたときは、ティックトックを閲覧したりしております。後、最近、思ったことですが推しのアーティストが炎上したのは自分のことでもないのにきつかったです。

高校生へのメッセージ

京都産業大学の受験を検討されている高校生のみなさん、こんにちは。私は京都産業大学で、教育や研究の業務に従事しておりますヤギシタと申します。みなさんは、充実した高校生活を送っている方が多いのかな、と思います。そうでない方もこれから充実していくといいですね。みなさんには京都産業大学を受験していただいて、合格し、京都産業大学に入学し、みなさんとお会いできることを楽しみにしております。そして、入学後はみなさんが充実した学生生活を送れるように私は影から全力でバックアップしていきたい、と思います。影から?そうです、大学の主役は、学生さんご自身です。京都産業大学には、主役に相応しい振舞ができる場が多くあると思います。是非、沢山、見つけてください。