学部長メッセージ

今こそ「文化力」の時代

文化学部長 井㞍 香代子

「グローバリゼーション」という言葉がほとんど当たり前になった現在ですが、グローバル化はとどまるところを知らず、いっそうスピードを増しています。急激な気候変動、格差社会、宗教対立、民族紛争など、大きく転換する世界各地の情報が一瞬にして届き、その影響がさまざまな形で私たちの社会をリアルタイムで動かしています。今や地球のどこにいても、私たちはこうした現状に対応することを求められます。みなさんは卒業後、グローバルな世界で仕事をすることになりますが、そこで最も必要な力は何でしょうか。
キーワードは「異文化理解と言語」、つまり、自らの文化を深め、異文化を理解する能力、そしてこれを可能にするコミュニケーション力です。個々の知識や技術は社会人になっても学ぶことができますが、みなさんが文化学部で身につけるのは、その根幹となる「文化力」、すなわち多文化共存推進スキルです。
文化学部では、どのような地域に行っても先入観を持つことなく、臨機応変に対応して自らの能力を発揮することのできる国際市民、現代の文化に対する深い認識の上に立って、多文化社会の未来を描く構想力を身につけた人間を育てます。

京都文化学科

日本文化の核となる京都文化の探究とともに、英語での海外発信をめざします。京都文化の特質というべき「地域性」と「国際性」を理解するグローカルな視点を身に付け、地域社会・地域文化の発展に主体的に取り組む人材の育成をめざします。

国際文化学科

様々な文化現象を、歴史、思想、文学・芸術の視点から普遍的かつ根源的に捉えつつ、世界各地の文化を具体的に学ぶコース制を備えています。異なる文化的背景をもつ人々が共存する現代社会において課題を発見し、その解決策を他者との対話の中で探っていくことができる、柔軟な思考力とコミュニケーション能力を備えた人材を育てます。


私たち文化学部の教職員は、新入生のみなさんが「異文化理解と言語」の学びと、そのたゆまない実践をとおして、4年間で着実に成長されるお姿を頼もしく感じています。卒業後の進路は様々な業界にわたりますが、国内でも海外でも、課題を発見し解決する「文化力」を備えて巣立っていかれます。私たち自身も、変わりゆく世界情勢を見据えて、さらなるカリキュラム改善に取り組みつつ、みなさんをお待ちしています。

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