【経済学部】菅原ゼミ C班が分科会賞を受賞!

2024.01.10

表彰式の様子(C班代表学生)
2023年12月17日(日)に開催された「第19回京都から発信する政策研究交流大会」(大学コンソーシアム京都主催)において、菅原ゼミC班が分科会賞を受賞しました。経済学部菅原ゼミは、2020年度より宮津市の「府中をよくする地域会議」と連携し、宮津市府中地域の交流・関係・定住人口増加に向けたまちづくり事業に取り組んでいます。2023年度は、3回の現地調査と2回のオンラインミーティングに加えて、府中地域でのまちづくりのヒントを得るために京都府伊根町と滋賀県大津市への班別フィールドワークを実施しました。学生たちは、フィールドワークで得た知見やそれに基づいた調査分析の成果を、府中地域での暮らし体験型コンテンツの提案として研究論文にまとめ、他大学生と審査員を前に研究発表しました。残念ながら受賞は叶いませんでしたが、A班は実現可能性を、B班は独創性を高く評価されました。

各班のテーマ

A班:ワイナリーに触れて、ここにしかない体験を-宮津に若年層観光客を呼び込むための施策-

発表の様子(A班)
天橋立ワイナリーの魅力を活かした、ワインに馴染みのない若年層でも楽しめる体験型コンテンツ。天橋立エリアにおける若年層観光客割合の少なさに着目。同じ丹後半島の夕日ヶ浦/久美浜(京丹後市)との比較分析より、若年層を惹きつけるインスタ映えスポットの設置を提案。また、初心者向けのワインブレンド・セミナーやワイナリー併設の米粉パン屋さんによる米粉ピザづくり体験の開催など、現有の施設や資源を若年層向けの視点から再構成した。

B班:お舟でピクニック-舟の上で景色と食事を楽しめる、新たなガイドツアーを-

発表の様子(B班)
波の静かな内海である阿蘇海を観光資源としてとらえた観光漁業コンテンツ。天橋立エリアのリピート率の低さ、およびリピート率と体験プログラムの充実度との相関に着目。岩手県、滋賀県、奄美大島などでの参考事例を基にして、季節ごとに異なるピクニック舟を提案。また、京都府伊根町でのインタビュー調査をヒントに、溝尻の舟屋を単なる眺望の対象としてだけではなく、ピクニック舟の寄港場などとしても活用することを構想した。

C班:Re:空き家vation-宮津に泊まって、宮津を知る-

表彰式の様子(C班)
フィールドワーク活動で見学した舟屋付きの空き作業所をリノベーションし、泊ること自体に魅力を感じられる宿泊施設。宮津市における空き家比率の高さと、天橋立エリアでの宿泊客割合の低さに着目。長野県などでの参考事例および滋賀県大津市におけるインタビュー調査を基にして、地域住民との交流や長期滞在も可能な分散型ホテルを提案。現在展開している農泊プラットフォーム・サイト「みやづくしの宿」への登録によって、他施設との相乗効果にも期待。
表彰式の様子(全体)
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